問題
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慢性腎不全の血液検査所見で上昇するのはどれか。
1 .
コレステロール
2 .
クレアチニン
3 .
γ - GTP
4 .
CRP
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問48 )
慢性腎不全は、
慢性腎臓病の進行により、
腎臓の機能が障害された状態です。
コレステロールは、細胞膜やホルモン、
胆汁酸などの原料となる脂質のひとつです。
脂質の過剰摂取などにより、
血液検査所見での上昇がみられることがありますが、
慢性腎不全の際にはみられません。
クレアチニンは、
筋肉の運動により生じる老廃物であり、
腎臓から排泄されます。
腎臓の機能が低下すると、
クレアチニンを排泄することができなくなり、
血液検査所見上上昇しますので、
これが正解であると考えられます。
γ – GTPは、胆道から分泌され、
タンパク質を分解する酵素のひとつです。
肝臓や胆道に異常があると高値になりますが、
慢性腎不全の血液検査所見には
影響しないと考えられます。
CRPは、体内に炎症が生じている場合などに
増えるタンパク質の一種です。
慢性腎不全の際には、
わずかな上昇がみられる場合があります。
慢性腎臓病は、腎臓の機能が、
時間をかけて障害された状態です。
慢性腎不全では、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE)、カリウム(K)が上昇します。
間違いです。
コレステロールは、慢性腎不全では上がりません。
正解です。
慢性腎不全では、クレアチニンの数値は高値となります。
間違いです。
γ‐GTPは、慢性腎不全では上がりません。肝炎の指標となります。
間違いです。
CRPは、慢性腎不全では上がりません。炎症性疾患の指標となります。