あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回（2020年）
午前 問49

高血圧で血管雑音を生じることはありませんが、

血圧測定の際には、コロトコフ音を聴取します。

狭心症は、冠動脈の狭窄により、

一時的に心筋が酸素不足となる疾患です。

心筋梗塞は、

冠動脈の閉塞により心筋に壊死をきたす疾患です。

心筋梗塞の重症度を判断する際に、

心音を確認することがあります。

腹部大動脈瘤は、

腹部大動脈の血管壁に瘤ができる疾患です。

腹部の聴診により血管雑音を聴取しますので、

これが正解であると考えられます。

間違いです。

血圧は、血圧計のカフで腕を締め付けた際に発生する、血液の乱流音である「コロコトフ音」を聴診器により聴き分けることで、測ることが出来ます。

間違いです。

狭心症は、聴診ではなく、心電図や、ホルター心電図、胸部レントゲン検査、血液検査などがあります。

間違いです。

心筋梗塞では、心電図や、心臓カテーテル検査、血液検査、心臓超音波検査などを行います。

正解です。

腹部の聴診による血管雑音は、腹部大動脈瘤の所見となります。