あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問67
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
狭心症について正しいのはどれか。
- 安静時には発症しない。
- 心筋梗塞には移行しない。
- 喫煙は危険因子である。
- ニトログリセリンは無効である。
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この過去問の解説 (3件)
01
狭心症は心臓の筋肉そのもの(心筋)に血液を送る冠動脈が狭くなることによって、心臓に酸素が不足し、胸の痛みや圧迫感を引き起こす疾患です。
誤りです。狭心症は労作時だけではなく安静時にも発症し、就寝中や明け方に発生することが多いです。
誤りです。狭心症の中でも不安定狭心症は心筋梗塞に移行しやすく、発作の頻度が増えたり、軽い運動でも発作が起こるようなら危険な状態と言えます。
正解です。喫煙は狭心症の危険因子となります。
誤りです。狭心症にニトログリセリンは有効です。服用することで冠動脈を広げ、心臓の負荷を軽減します。
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02
虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の危険因子は
・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・肥満
・喫煙
・家族歴
・メタボリックシンドローム
・慢性腎臓病
となっています。
尚、冠動脈狭窄により心筋が壊死したものが心筋梗塞となり、
狭心症においては、心筋壊死は認めません。
間違いです。
安静時にも、労作時にも、どちらも発症します。
安静時のものを、安静時狭心症、
労作時のものを、労作時狭心症といいます。
間違いです。
安定狭心症と、不安定狭心症があり、後者の場合には、急性心筋梗塞となる可能性があります。
正解です。
喫煙は、代表的な危険因子です。
間違いです。
ニトログリセリンは有効です。
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03
1 .安静時には発症しない。
労作時に発症することが多いですが、心筋に酸素供給が行われない時に発症します。
2 .心筋梗塞には移行しない。
不安定狭心症は急性心筋梗塞に移行するリスクがあります。
3 .喫煙は危険因子である。
危険因子は以下となり、正答となります。
・加齢
・高脂血症
・高血圧
・糖尿病
・肥満
・高尿酸血症
・喫煙
・ストレス
・性格
4 .ニトログリセリンは無効である。
狭心症の発作時には冠動脈を拡張する作用のある、ニトログリセリンの舌下投与などが一般的です。
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