問題
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主に皮下結合組織に起こる急性化膿性炎症はどれか。
1 .
アトピー性皮膚炎
2 .
脂漏性皮膚炎
3 .
じんま疹
4 .
蜂窩織炎
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問68 )
皮下結合組織は、三層構造の皮膚のもっとも下層にあり、表皮と真皮を支えています。本問では、皮膚のどの層に発生する疾患であるかを問われています。
アトピー性皮膚炎はもっとも上層にある表皮に起こります。
脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌の多い髪の生え際や顔面などの表皮に発生します。
じんま疹は、真皮内の肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンなどの物質が放出されることで発生します。
正解です。蜂窩織炎は、真皮から皮下組織にかけて、皮膚の深い部分で生じて炎症を引き起こす細菌感染症です。皮膚が赤く腫れて痛みや熱感を伴います。
蜂窩織炎とは、顔面や四肢の皮下組織における急性化膿性炎症です。
黄色ブドウ球菌が主な原因菌となり、患部に発赤、腫脹、熱感、疼痛などの症状が出現し、発熱や、頭痛、などの全身症状を伴う場合もあります。
間違いです。
アトピー性皮膚炎は、掻痒感のある湿疹が増悪し、また、寛解を繰り返す皮膚疾患です。
間違いです。
脂漏性皮膚炎とは、頭部や生え際、顔面や頚部、胸部、腋下、股関節など、脂漏部位における皮膚炎です。
乳児に好発し、自然治癒する事がほとんどです。
間違いです。
じんま疹とは、強い掻痒を伴う一過性の紅斑や膨疹で、真皮上層の浮腫です。
一日で消失する事がほとんどです。
正解です。
蜂窩織炎は、皮下組織の急性化膿性炎症です。