あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問69

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問69 (訂正依頼・報告はこちら)

関節モビライゼーションの目的はどれか。
  • 関節包内運動の改善
  • 筋膜の伸張性の改善
  • 関節周囲筋の強化
  • 滑液の分泌抑制

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この過去問の解説 (3件)

01

関節モビライゼーションは圧迫・牽引検査で示唆された関節内病変や、低可動性の改善、疼痛の軽減などを目的に、低速度で関節を他動的に運動させる手技のことです。


1 .関節包内運動の改善は、関節モビライゼーションの目的である、関節の低稼働改善にあたりますので、正答となります。

2 .筋膜の伸張性の改善は、筋膜リリースの目的です。

3 .関節周囲筋の強化は、筋力トレーニングの目的です。

4 .滑液の分泌抑制ではなく、滑液の循環促進が目的となります。

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02

関節モビライゼーションは、

主に滑膜関節において低可動性の改善や疼痛の軽減のため、

低速度かつさまざまな振幅で、

種々の可動範囲を反復的に動かす他動運動のことです。

選択肢1. 関節包内運動の改善

関節包内運動の改善は、

関節モビライゼーションの目的のひとつですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 筋膜の伸張性の改善

関節モビライゼーションは、関節の可動性を改善します。

筋膜の伸縮性の改善は、筋膜リリースにより行われます。

選択肢3. 関節周囲筋の強化

関節周囲筋の強化により、

関節の軟部組織への負担を軽減できる場合がありますが、

関節モビライゼーションの目的とは一致していないと考えられます。

選択肢4. 滑液の分泌抑制

関節を動かさないことにより滑液の分泌量が減少します。

関節モビライゼーションでは、

滑液の分泌を促進、循環させるよう働きかけます。

まとめ

関節モビライゼーションは、関節に対する手技療法のひとつです。

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03

関節モビライゼーションとは、滑膜関節の可動域や、疼痛改善を目的に、低速度かつ軽度に牽引、振幅することによる反復的な他動運動です。

選択肢1. 関節包内運動の改善

滑膜の潤滑改善や柔軟性の改善を目的とするので、正答となります。

選択肢2. 筋膜の伸張性の改善

筋膜ではなく、滑膜の伸張性の改善です。

選択肢3. 関節周囲筋の強化

筋肉は治療ターゲットではありません。

選択肢4. 滑液の分泌抑制

滑液の分泌を促します。

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