あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問35
この過去問の解説 (3件)
正解は2です。
Ⅰ型アレルギーとは、即時型のアレルギー反応を指し、体内に抗原が侵入してから数時間以内に反応が起こるものです。
代表的なものには、アレルギー性鼻炎や花粉症、アナフィラキシーショックなどがあります。
1、IgA
粘膜組織に多く分布し、抗原の侵入を阻止する免疫グロブリンです。
2、IgE
抗原に対して作られた抗体をIgE抗体と呼び、抗原に反応するとIgE抗体と結合していた肥満細胞からヒスタミンが放出されることでアレルギー反応を引き起こします。これが即時型のⅠ型アレルギーです。即時型のⅠ型アレルギーには、IgEが深く関わっています。
3、IgG
血中に最も多く存在する免疫グロブリンです。侵入してきた細菌やウイルス・毒素と結合して白血球の働きを助けます。
4、IgM
細菌やウイルスが侵入した際、白血球の一つであるB細胞から作られる免疫グロブリンで、感染初期に働きます。
抗体である免疫グロブリンには、
IgG,IgM,IgA,IgD,IgE
の5種類があります。
「IgA」抗体は、唾液や母乳などの、分泌液中に多くあります。
「IgE」抗体は、Ⅰ型アレルギーに関与します。
食物アレルギー、花粉症などがあります。
免疫グロブリンの8割が「IgG」抗体です。
胎盤を通り抜けることができ、胎児に移って、胎児を病気から守ります。
「IgM」抗体は、最初に作られる抗体で、感染初期に増加します。
1 .IgAは非IgE抗体依存性反応に関与しており、IgGと共に免疫複合型と言われてます。
2 .IgEは、特にⅠ型アレルギーと関与しているため正答となります。
3 .IgGは、特にⅢ型アレルギーと関与しており免疫複合体型と言われています。
4 .IgMは、Ⅱ型アレルギーと関与しており免疫複合体型・アルサス型と言われています。
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