あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午後 問18
この過去問の解説 (3件)
経穴は経絡上で体表に開いている部分であり、その要所にあたります。
肓兪は、足の少陰腎経の経穴で、
臍の外5分にとります。
臍中央の外方1寸に経穴は、
ありません。
日月は、足の少陽胆経の経穴で、
第7肋間、前正中線の外方4寸にとります。
側胸部、第12肋骨端下縁にとるのは、
足の少陽胆経の京門です。
大横は、足の太陰脾経の経穴で、
臍の外4寸にとります。
前正中線上、臍中央の下方2寸にとるのは、
任脈の石門です。
梁門は、足の陽明胃経の経穴です。
臍中央の上方4寸、前正中線の外方2寸にとりますので、
これが正解であると考えられます。
経穴の位置関係について確認しておきましょう。
1.肓兪――― 臍中央の外方 1 寸
【肓兪】は臍中央の外方5分に存在します。足の少陰腎経に属しています。
臍中央の外方 1 寸に存在する経穴は存在しません
2.日月――― 側胸部、第 12 肋骨端下縁
【日月】は前胸部、第7肋間、前正中の外方4寸です。
足の少陽胆経に属しています。
側胸部、第 12 肋骨端下縁に存在する経穴は【京門】です。
足の少陽胆経に属しています
3.大横――― 前正中線上、臍中央の下方 2 寸
【大横】は臍中央の外方4寸に存在します。足の太陰脾経に属しています。
前正中線上、臍中央の下方 2 寸に存在する経穴は【石門】です。
任脈に属しています。
4.梁門――― 臍中央の上方 4 寸、前正中線の外方 2 寸
【梁門】は臍中央の上方 4 寸、前正中線の外方 2 寸に存在するため、正答となります。
足の陽明胃経に属しています。
1、肓兪 ――― 臍中央の外方1寸・・・×
肓兪は、臍中央の外方5分に位置し、足の少陰経に属します。
臍中央の外方1寸に経穴は存在しません。
2、日月 ――― 側胸部、第12肋骨端下縁・・・×
日月は、前胸部、第7肋骨間の前正中線から外方4寸に位置し、足の少陽経に属します。
側胸部、第12肋骨下端縁に位置する経穴は「京門」です。
3、大横 ――― 前正中線上、臍中央の下方2寸 ・・・×
大横は、臍中央の外方4寸に位置し、足の太陰経に属します。
前正中線上、臍中央の下方2寸に位置する経穴は「石門」です。
4、梁門 ――― 臍中央の上方4寸、前正中線の外方2寸・・・○
梁門は、臍中央の上方4寸、前正中線の外方2寸に位置し、足の陽明経に属しますので、これが正解です。
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