あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問19
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
腎臓について正しいのはどれか。
- 間膜を有する。
- 腎静脈は門脈に注ぐ。
- 腎柱は皮質の一部である。
- 尿細管と集合管を合わせてネフロンという。
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この過去問の解説 (3件)
01
腎臓の解剖生理は非常に重要かつ、難解でもあります。
ネフロンは、糸球体と尿細管からなる単位で、糸球体は沢山のボーマン嚢に取り囲まれているというように、組織の大きさをシッカリ理解して覚えましょう。図に書いて覚えると良いです。
腎臓は後腹膜器官なので、間膜はありません。
腎静脈は、腎臓と下大静脈を繋いでいます。
腎柱とは、腎葉の境目にある皮質領域の部分になります。
ネフロンは、尿細管と糸球体からなります。
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02
正解は腎柱は皮質の一部である。です。
×
間膜は腹壁の一部で、
腹腔内臓器の表面にある臓側腹膜と、
腹壁の内面を覆っている壁側腹膜をつないでいます。
腎臓は、後腹膜臓器のひとつで、間膜がありません。
×
腎静脈は、腎臓と下大静脈をつないでいる血管です。
上腸間膜静脈、下腸間膜静脈、脾静脈などの血管が門脈に注いでいます。
○
腎柱は、腎錐体の間に挟まれた部分のことで、
腎皮質の一部です。
ベルタン柱とも呼ばれます。
×
ネフロンとは、腎小体と尿細管でできています。
尿細管は集合管に合流します。
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03
腎臓の解剖生理の問題です。
間膜は腹膜内にあります。腎臓は腹膜より背側にある(腹膜後器官)ので間膜はありません。
腎静脈は腎臓から出て下大静脈に注ぎます。
門脈に注ぐのは消化器系の臓器からの静脈です。
「腎柱」は腎葉と腎葉の間の境にある皮質領域のことです。
ネフロンは腎小体(ボウマン囊+糸球体)と尿細管をあわせたものをいいます。
ネフロンが合流して集合管となります。
複雑ですがとても重要な臓器です。図を見ながら働きを理解しましょう。
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