あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問40

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸機能検査で閉塞性換気障害を示すのはどれか。
  • 肺塞栓症
  • 慢性膿胸
  • COPD
  • 間質性肺炎

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

閉塞性換気障害とは、何らかの原因により気道が閉塞して気流が制限された状態です、主な疾患には、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、びまん性汎細気管支炎などがあります。

選択肢1. 肺塞栓症

静脈血中に入った血栓や空気、腫瘍などが血流に乗って肺動脈につまり、低酸素血症をきたした状態です。

選択肢2. 慢性膿胸

胸膜の炎症により、胸腔内に膿性胸水が貯留した状態が3か月以上続いているものをいいます。拘束性換気障害がみられます。

選択肢3. COPD

慢性閉塞性肺疾患のことであり、有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈します。   なので、これが正解であると考えられます。

選択肢4. 間質性肺炎

拘束性換気障害をきたす代表的な疾患で、肺胞壁などの炎症を主な病変とします。

まとめ

拘束性換気障害は、全肺気量が減少します。スパイロメトリー検査を行うことで肺の容積が減少しているか(拘束性換気障害)、息が吐きにくくなっているか(閉塞性換気障害)がわかります。

参考になった数0

02

「閉塞性換気障害」は気管支が狭くなり、一気に息を吐き出すことができず、呼吸しにくい状態です。

選択肢3. COPD

「COPD」は慢性閉塞性肺疾患の略で閉塞性換気障害の起こる代表的な疾患です。

参考になった数0

03

正解はCOPDです。

選択肢1. 肺塞栓症

×

肺塞栓症は、

血栓などにより肺動脈が塞がれて起こる病気です。

選択肢2. 慢性膿胸

×

慢性膿胸は、

胸膜に細菌が感染し胸腔内に膿が3ヶ月以上貯留した状態です。

選択肢3. COPD

COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことをさします。

タバコの煙などにより気管支が炎症を起こしたり、

肺胞が破壊されたりすることで、

気管などの気道が狭くなり、

肺の空気の出入りに時間がかかる状態、

つまり閉塞性換気障害を生じます。

COPDでは、呼吸機能検査を行うと、閉塞性換気障害を示します。

選択肢4. 間質性肺炎

×

間質性肺炎は、肺胞壁が炎症などにより繊維化し、

ガス交換がうまくいかなくなる病気です。

参考になった数0