あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問44

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

徐脈がみられるのはどれか。
  • うっ血性心不全
  • 甲状腺機能亢進症
  • 出血性ショック
  • 頭蓋内圧亢進

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この過去問の解説 (3件)

01

脈拍数が1分間に60回以下が徐脈となります。

選択肢1. うっ血性心不全

心拍出量が低下するため、頻脈となります。

選択肢2. 甲状腺機能亢進症

全身の代謝が上がり、頻脈となります。 

選択肢3. 出血性ショック

血圧が低下し、頻脈となります。

選択肢4. 頭蓋内圧亢進

脳血流が低下し、血圧を上げようと交感神経が働きます。すると、血圧を一定に保とうとする働きで心拍数が低下し、徐脈となります。なので、これが正解であると考えられます。

まとめ

血、心不全、甲状腺機能亢進症、大量出血直後などで頻脈がみられ、甲状腺機能低下症や脳圧亢進などで徐脈となります。

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02

「徐脈」は1分間の拍動が60回未満の心拍数が減少した状態です。

力が抜けているような状態です。正常者の就寝中にも見られます。

選択肢1. うっ血性心不全

「うっ血性心不全」は心臓のポンプ機能が弱くなり血流が悪くなった状態です。それを補うために頻脈になります。

選択肢2. 甲状腺機能亢進症

「甲状腺機能亢進症」は交感神経部が過活動ぎみになります。ですので動悸や頻脈が出ます。

選択肢3. 出血性ショック

「出血性ショック」は出血により血液量が減ってしまうので各臓器の酸素不足が起こります。それを補おうと頻脈となります。

選択肢4. 頭蓋内圧亢進

「頭蓋内圧亢進」では頭蓋内の圧が高くなるために脳血流量が減ってしまいます。それを補うために血圧が高くなります。

血圧が高くなると脳以外の血流量が増えすぎてしまうので徐脈となり一定に保とうとします。

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03

正解は頭蓋内圧亢進です。

選択肢1. うっ血性心不全

×

うっ血性心不全では、

全身に酸素を含んだ血液を十分に送れなくなってしまうため、

頻脈になることが多いです。

選択肢2. 甲状腺機能亢進症

×

甲状腺機能亢進症では、

甲状腺ホルモンが多く分泌されるため、

頻脈になることが多いです。

選択肢3. 出血性ショック

×

出血性ショックの際は、

血圧が低下し、頻脈になります。

選択肢4. 頭蓋内圧亢進

頭蓋内圧が亢進するときには、

クッシング現象をおこし、

脳の血流を維持するために血圧が高くなりますが、

徐脈になります。

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