あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問43

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

股関節痛の診断に用いる整形外科的徒手検査法はどれか。
  • ブラガードテスト
  • ジャクソンテスト
  • ラックマンテスト
  • パトリックテスト

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この過去問の解説 (3件)

01

股関節痛の際に行う整形外科的徒手検査法としては、トーマステスト、パトリックテスト、トレンデレンブルグ徴候などがあります。

選択肢1. ブラガードテスト

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の検査法です。仰臥位で、膝を伸展させたまま他動的に股関節を屈曲し、その状態で足関節を背屈します。下位腰椎の神経根刺激症状のあるときに疼痛が増悪します。

選択肢2. ジャクソンテスト

頸椎疾患の検査法です。患者の後方から、手掌を前頭部に当て肩を押し下げます。神経根や椎間関節法の癒着、神経根への圧迫があると患側上肢への放散痛が起こります。

選択肢3. ラックマンテスト

膝関節の検査法です。膝関節20度~30度屈曲位で下腿を前方へ引き出します。前十字靭帯損傷があれば下腿が前方へ引き出されます。

選択肢4. パトリックテスト

股関節を他動的に屈曲、外転、外旋させ、その脚の外果を他足の伸展した下肢の膝の上に乗せます。検者は膝内側から外方に圧迫します。仙腸関節、腸腰筋、股関節の病変では、痛みのため膝の外側が床につきません。なので、これが正解であると考えられます。

まとめ

各部位の徒手検査法のやり方と意義について復習しておきましょう。

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02

正解はパトリックテストです。

選択肢1. ブラガードテスト

×

ブラガードテストは、

坐骨神経痛や椎間板ヘルニアの評価に用いられます。

選択肢2. ジャクソンテスト

×

ジャクソンテストは、

頚椎の神経根障害の評価に用いられます。

選択肢3. ラックマンテスト

×

ラックマンテストは、

膝前十字靱帯損傷の程度の用いられます。

選択肢4. パトリックテスト

パトリックテストは、

股関節や仙腸関節の評価に用いられています。

参考になった数0

03

股関節と言ったらこの徒手検査ですね。

選択肢1. ブラガードテスト

神経根への伸展刺激を入れることで腰椎神経根の異常を鑑別するテスト法です。

選択肢2. ジャクソンテスト

頸椎神経孔へ上から圧迫をかけることで頸椎神経根の異常を鑑別するテスト法です。

選択肢3. ラックマンテスト

大腿骨と脛骨をスライドさせることで前十字靭帯が機能しているかを鑑別するテスト法です。

選択肢4. パトリックテスト

股関節を外転・外旋させることで股関節・仙腸関節の異常を鑑別するテスト法です。

まとめ

徒手検査法は文章だけでなく動画を見たり、実際にやって覚えましょう。

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