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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第30回(2022年) 午前 問65

問題

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筋緊張が亢進し、痙縮をきたす疾患はどれか。
   1 .
脳梗塞
   2 .
パーキンソン病
   3 .
ギラン・バレー症候群
   4 .
進行性筋ジストロフィー
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問65 )
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この過去問の解説 (2件)

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正解は 脳梗塞 です。

痙縮は”腱反射亢進を伴った緊張性伸張反射の速度依存性増加を特徴とする運動障害で、伸張反射の亢進の結果生じる上位運動ニューロン症候群の一徴候”と定義されており、

簡単に言えば『意志とは関係なく筋の緊張が高まり、手や足が勝手に曲がったり伸びたりしてしまう状態』を言います。

選択肢1. 脳梗塞

脳梗塞は血管の閉塞によってその灌流域に虚血を生じ神経細胞の壊死を生じます。

その原因によって脳血栓と脳塞栓徒に分類されますが、症状からは鑑別することができないこともあるため、精密検査が必要となります。

脳血栓では閉塞場所によって症状の違いがあり、前大脳動脈の閉鎖で反対側の麻痺や下肢に強い麻痺、痙縮が起こります。

それぞれの脳血管の閉鎖部位によって症状が異なるため、それぞれ確認しておくといいと思います。

選択肢2. パーキンソン病

パーキンソン病は筋固縮がおきますが、これは筋の被動時の歯車様抵抗としてみられます。

そのほかにも振戦、寡動・無動、姿勢反射障害を呈するパーキソニズムと呼ばれる特有の運動障害を呈します。

選択肢3. ギラン・バレー症候群

ギランバレー症候群は急性かつ対称性の四肢脱力と歩行困難、腱反射低下・消失を主兆候としているため、

痙縮よりも筋力低下が見られます。

選択肢4. 進行性筋ジストロフィー

進行性筋ジストロフィーは進行性の筋力低下・筋萎縮(近位筋→遠位筋に進行)をきたし、

骨格筋組織の筋細胞構築の乱れ・間質の増勢・脂肪化及び筋細胞の壊死・再生を特徴とする疾患のため、痙縮は見られません。

まとめ

☆筋の固縮と痙縮の違い:どちらも筋の緊張の亢進によって生じる

痙縮...関節運動の速度によって筋緊張が変化

固縮...関節運動の速度に依存せず、関節の曲げはじめから終わりまで筋緊張の亢進が生じる

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正解は「脳梗塞」です。

選択肢1. 脳梗塞

正解です。

脳梗塞によって、脳が損傷を受けた場合、脊髄の伸張反射による抑制が失われ、筋肉の緊張が亢進してしまい、痙縮を起こします。

痙縮は、「腱反射亢進を伴う緊張性伸張反射の速度依存性亢進を特徴とする運動障害」と、定義されています。

選択肢2. パーキンソン病

間違いです。

パーキンソン病の症状は、静止時振戦や、無動、姿勢反射障害、筋強剛などがみられますが、痙縮はおこりません。

選択肢3. ギラン・バレー症候群

間違いです。

ギランバレー症候群では、四肢の筋力低下や脱力感、顔面神経麻痺や嚥下障害などがみられますが、痙縮はおこりません。

選択肢4. 進行性筋ジストロフィー

間違いです。

進行性筋ジストロフィーでは、筋力低下が起こり、ガワーズ徴候という特徴的な起立様式がみられます。痙縮はおこりません。

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