あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問58
この過去問の解説 (3件)
鉄欠乏性貧血は、貧血の中で最も頻度が高く、
倦怠感、めまい、頭痛、頻脈、動悸、息切れ、などの症状が出ます。
身体的特徴として、爪のスプーン状変形(さじ状変形)はよくみられる症状なので、覚えておきましょう。
また、氷食症といって、氷を大量に食べるという症状が出ることもあります。
鉄欠乏性貧血とは、鉄の欠乏で赤芽球内でのヘモグロビン合成が障害されて起きる貧血の病態をいいます。貧血の中で最も多くみられます。
紫斑は、特発性血小板減少性紫斑病で起こります。血小板に対する自己抗体によって血小板数が減少し、出血傾向をきたす自己免疫疾患です。
脾種は溶血性貧血でみられます。
汎血球減少とは、貧血、白血球減少、血小板減少をきたした病態であり、再生不良性貧血でみられます。
鉄欠乏性貧血では、顔色不良、息切れ、動悸、めまい、頭痛、易疲労感といった症状の他、爪の変形であるスプーン爪や舌炎、嚥下障害があらわれます。なので、これが正解であると考えられます。
貧血には、主に鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血といった種類があります。同じ貧血でもそれぞれ病態が異なるので、しっかり復習しておきましょう。
鉄欠乏性貧血は、
体内の鉄分が不足することにより生じる貧血です。
紫斑は、皮膚内に出血するために生じる、
紫色の斑のことです。
血小板の減少などが原因で生じます。
脾腫は、脾臓が腫れて大きくなっている状態です。
脾臓が腫れて大きくなり、
体内の赤血球や血小板をより多くため込むことにより、
貧血になったり、出血が止まりにくくなったりします。
汎血球減少は、
すべての血球成分が減少した状態ですので、
貧血や出血傾向、免疫低下などがみられます。
スプーン状爪は、爪の中央が凹み、
スプーンのようになった爪のことです。
鉄欠乏性貧血では、爪が薄く弱くなり、
スプーン状爪になりやすいため、
これが正解であると考えられます。
鉄欠乏性貧血の症状には、
動悸や息切れ、疲労感などがあります。
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