あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問57
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
アフタ性口内炎を認めることが多いのはどれか。
- ベーチェット病
- 胃食道逆流症
- 急性膵炎
- 機能性ディスペプシア
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この過去問の解説 (3件)
01
アフタ性口内炎は、口腔粘膜の炎症により口腔内に灰白色の潰瘍が生じているものです。
口腔粘膜のアフタ性潰瘍、結節性紅斑や毛嚢炎などの皮疹、眼のブドウ膜炎、外陰部潰瘍、そのほか全身の諸臓器に急性炎症性発作を繰り返しながら慢性の経過をたどる難治性疾患です。なので、これが正解であると考えられます。
胃食道逆流症とは、主に酸性の胃内容物が食道や口腔内に逆流することで胸やけや呑酸などの症状を呈する病態です。
急性膵炎は、膵臓内で活性化された膵酵素が膵臓および周囲の臓器を自己消化する急性炎症性疾患です。大量飲酒後に、持続的な上腹部痛・背部痛、発熱、悪心、嘔吐、食欲不振などがみられます。
機能性ディスペプシアとは、胃・十二指腸由来の消化器症状を呈しながらも、その症状を説明する病変が特定できない病態をいいます。上腹部の痛み、不快感、膨満感、早期飽満感、悪心・嘔吐などがみられます。
ベーチェット病でのアフタ性口内炎は、強い痛みを伴い、繰り返し起こります。
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02
アフタ性口内炎では、
大きさは直径数ミリ程度、
周囲に赤みがあり、白や黄色の潰瘍が生じます。
ベーチェット病は、
慢性の全身性炎症疾患で、
アフタ性口内炎、外陰部潰瘍、皮膚症状、
眼症状が主症状であり、
これが正解であると考えられます。
胃食道逆流症は、
胃の内容物が食道に逆流することにより、
胸焼けなどの症状が生じる疾患です。
食道炎が生じることがあります。
急性膵炎は、
膵臓が急性炎症をおこす疾患です。
上腹部痛や嘔気・嘔吐、背部痛などが
症状としてあらわれます。
機能性ディスペプシアは、
明らかな異常がないにもかかわらず、
心窩部痛や胃もたれなどの症状が
みられる疾患です。
口内炎は、口腔内の粘膜に起こる炎症です。
物理的な刺激や
ウイルス、真菌によるものもあります。
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03
ベーチェット病とは、アフタ性口内炎や外陰部の潰瘍、皮膚に結節性の円形紅斑が出現し、その他、眼症状は最も重篤となり、虹彩毛様体炎が起こり、網膜絡膜炎による視力低下により、失明することもある難治性の炎症性疾患です。
アフタ性口内炎とは、最も多いタイプの口内炎で、口腔内の粘膜や舌下、口唇裏、また歯茎にも出現し、ストレスや睡眠不足などによって、免疫力が低下することで発症することはよく知られています。
一方,カタル性口内炎というのもあり、これは炎症の境界が不明瞭で、口腔内の痛みや、口臭などの症状が出ます。
その他、ヘルペス性の口内炎や、カンジダ性の口内炎などもあります。
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