この過去問の解説 (3件)
全身性エリテマトーデスは、抗核抗体など多彩な自己抗体と免疫複合体沈着による全身多臓器病変を特徴とする慢性炎症性疾患です。
選択肢1. 男性に多い。
全身性エリテマトーデスは、女性が圧倒的に多い疾患です。
選択肢2. 白血球が増加する。
全身性エリテマトーデスでは、白血球が減少し貧血や血小板貧血がみられます
選択肢3. 抗核抗体が高率に陽性となる。
全身性エリテマトーデスは、血清免疫検査で抗核抗体、抗DNA抗体、抗Sm抗体、リウマトイド因子などの自己抗体が陽性になります。なので、これが正解であると考えられます。
選択肢4. 血清γ‒グロブリン値は低下する。
全身性エリテマトーデスでは、高γグロブリン血症と補体価低下がみられます。
まとめ
他の膠原病としては、全身性硬化症、ベーチェット病、多発性筋炎・皮膚筋炎、多発動脈炎などがあります。
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全身性エリテマトーデスは、
自己免疫疾患のひとつで、
関節や皮膚などを中心に症状があらわれる疾患です。
選択肢1. 男性に多い。
全身性エリテマトーデスは、
患者の9割が女性といわれ、
女性に発症しやすい疾患であると考えられます。
選択肢2. 白血球が増加する。
白血球は、末梢での消費が亢進するため、
減少することがあります。
選択肢3. 抗核抗体が高率に陽性となる。
抗核抗体が高率に陽性となりますので、
これが正解であると考えられます。
まとめ
全身性エリテマトーデスの皮膚症状には、
鼻と両側の頬に生じる
蝶形紅斑とよばれる特徴的な皮疹があります。
全身性エリテマトーデスとは、原因不明の膠原病で、
20代~40代の女性に多く、
初期症状は、発熱、関節炎、発疹、
顔面に出現する蝶形紅斑が特徴的です。
血液中の抗体の中に、抗核抗体という自己抗体を持っているということも覚えておきましょう。
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