あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問20
この過去問の解説 (3件)
要穴とは、臨床上で重要な作用を持つとされる経穴のことを指します。このうち、絡穴は、 表裏関係にある経脈を同時に治療することができ、腑病や慢性疾患に効果的とされます。
合谷は、手の陽明大腸経の原穴です。
京門は、足の少陰腎経の募穴です。
通里は、手の少陰心経の絡穴です。
絡穴なので、これが正解であると考えられます。
中都は、足の厥陰肝経の郄穴です
五要穴とは、原穴、郄穴、絡穴、募穴、兪穴に分類されます。
原穴は、原気(元気)が多く集まるところです。
郄穴は、骨や筋肉のすきまにあり、急性症状の反応点のことです。
絡穴は、本経脈が他の経脈と連絡する為に分支するところです。
募穴は、臓腑の気が多く集まるところです。
兪穴は、臓腑の気が注ぐところです。
五要穴に該当する経穴をしっかり押さえておきましょう。
要穴は、治療効果の高い経穴で、
他の経絡や臓腑にも影響を及ぼします。
このうち、絡穴は、
表裏関係にある経脈に関連する治療にも用いられます。
合谷は、手の陽明大腸経の原穴です。
京門は、足の少陰腎経の募穴です。
通里は、手の少陰心経の絡穴です。
表裏関係にある、
手の少陰心経と手の太陽小腸経に効果がありますので、
これが正解であると考えられます。
中都は、足の厥陰肝経の郄穴です。
五要穴について振り返っておきましょう。
表裏する経を同時に治療する経穴といえば、
五要穴の絡穴です。
絡穴は他経の経穴にも連絡する経穴で、病の症状の反応が出やすい経穴です。
慢性疾患に効果的な治療穴としても覚えておきましょう。
因みに、十二経脈は、矢状面方向に走行していますが、
これに対し水平方向へ走行するのは絡脈となります。
絡穴は、以下になります。
列欠(肺経)
遍歴(大腸経)
豊隆(胃経)
公孫(脾経)
通里(心経)
支正(小腸経)
飛揚(膀胱経)
大鐘(腎経)
内関(心包経)
外関(三焦経)
光明(胆経)
蠡溝(肝経)
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