あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問29
この過去問の解説 (3件)
グラスピングテストは、
腸脛靭帯炎を鑑別するテストです。
大腿骨外側上顆より2〜3cm近位で
腸脛靭帯を圧迫したまま、
膝関節を屈曲位から伸展させたとき、
圧迫部位に痛みが生じると陽性となります。
環跳は、仙骨裂孔と大転子の頂点を結ぶ線を3等分し、
大転子の頂点から3分の1のところにとります。
風市は、立位をとり、上肢を下垂したとき、
大腿外側に中指頭があたるところで、
腸脛靱帯と大腿二頭筋の間にとります。
膝陽関は、陽陵泉の上3寸、大腿骨外側上顆の上際で、
腸脛靭帯と大腿二頭筋腱の間にとります。
グラスピングテストの押圧部位に最も近いといえますので、
これが正解であると考えられます。
陽陵泉は、膝下外側、前脛骨筋外縁上にとります。
選択肢に挙げられている経穴は、
いずれも足の少陽胆経に属しています。
グラスピングテストは腸脛靭帯炎の徒手検査法です。
膝関節90°屈曲位で疼痛部位(大腿骨外側上顆の上2〜3㎝付近)を押さえ
そのまま膝を伸展させていき、痛みが出たら陽性です。
×
大転子の頂点と仙骨裂孔を結ぶ線上、大転子頂点から1/3の場所にあります。
腸脛靭帯の場所とは少しずれます。
×
直立して腕を下垂し、手掌を大腿部につけた時、
中指の先端が当たる腸脛靭帯の後方陥凹部です。
圧痛部位より少し上方だと考えられます。
⚪︎
大腿二頭筋腱と腸脛靭帯の間の陥凹部、大腿骨外側上顆の後上縁にあります。
圧痛部位に限りなく近いと考えられるのでこれが正解です。
×
腓骨頭前下方の陥凹部にあります。
グラスピングテストとは、腸脛靭帯炎を鑑別するために用いられる徒手検査です。
座位で、大腿骨外側顆より2〜3cm近位で腸脛靭帯を圧迫した状態で、膝関節屈曲位から伸展させ、疼痛が誘発されると陽性となります。
環跳は、大転子の頂点と仙骨裂孔を結ぶ線上で、大転子の頂点から3分の1のところにあります。
風市は、直立して上肢を下垂して手掌を大腿部につけたとき、中指の先端があたる腸脛靭帯の後方の陥凹部にあります。腸脛靭帯に経穴がありますが、グラスピングテストの圧痛部位よりは上方に位置しています。
膝陽関は、膝の外側にあり、大腿二頭筋権と腸脛靭帯の間の陥凹部、大腿骨外側上顆の後上縁にあります。グラスピングテストの圧迫部位に近いため、これが正解であると考えられます。
陽陵泉は、下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部にあります。
徒手検査の内容と経穴の部位をしっかりおさらいしておきましょう。
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