あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問1

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

我が国の2020年の患者調査において総患者数が最も多い傷病分類はどれか。
  • 新生物〈腫瘍〉
  • 内分泌、栄養及び代謝疾患
  • 循環器系の疾患
  • 消化器系の疾患

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この過去問の解説 (3件)

01

患者調査とは、ランダムに選ばれた病院や診療所を対象とした、患者の情報(傷病名、受療の状況、入院期間、支払方法など)を調べたもので、厚生労働省が3年おきに実地しています。

 

傷病分類別の総患者数は、循環器系が最も多く、次いで、消化器系、内分泌・栄養及び代謝疾患と続きます。

選択肢3. 循環器系の疾患

正解です。

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02

この問題では、日本における2020年の患者調査データを基に、どの傷病分類が総患者数で最も多いかが問われています。

 

日本国内の患者数動向を理解することは医療従事者の基礎知識として重要です。

選択肢1. 新生物〈腫瘍〉

新生物、特に悪性腫瘍(がん)は重篤な病気として以前より注目されています。

 

しかし、患者数の総計では最も多い分類ではありません。

 

がんは患者数が多いものの、他の慢性的な疾患と比べると全体の患者数で上回ることは少ないです。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢2. 内分泌、栄養及び代謝疾患

内分泌、栄養及び代謝疾患の分類には糖尿病や高脂血症などが含まれます。

 

これらの疾患は生活習慣病として罹患率が高いです。

 

しかし、総患者数で最も多いことはありません。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢3. 循環器系の疾患

循環器系疾患には、高血圧症や心疾患などが含まれます。

 

特に、高血圧症は特に患者数が多くて年齢と共に有病率が増加します。

 

そのため、循環器系の疾患は総患者数が非常に多い分類です。

 

この選択肢が正解です。

選択肢4. 消化器系の疾患

消化器系疾患には胃炎、肝疾患、胆嚢疾患などが含まれます。

 

これらの疾患は広く見られるものの、患者数の総計で最も多い分類ではありません。

 

一般的に、慢性的な胃腸障害や肝臓疾患はある程度の数を占めますが、他の分類ほど多くはありません。

 

この選択肢は不正解です。

まとめ

2020年の日本の患者調査に基づくと、循環器系の疾患が最も多い患者数を記録しています。

 

特に、高血圧症の有病率の高さがこの分類の患者数を押し上げています。

 

各選択肢を比較する際には、どの疾患が慢性化しやすいかをイメージすると理解が深まります。

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03

患者調査は厚生労働省が行う3年に1度の調査です。

全国の病院や医療施設に来院した患者の傷病の状況などを調査します。

選択肢1. 新生物〈腫瘍〉

新生物(腫瘍)とは

良性または悪性の異常な細胞増殖の同じタイプを指すと言われています。

令和2年の調査では3656人となります。

選択肢2. 内分泌、栄養及び代謝疾患

この疾患には糖尿病や脂質異常症が含まれます。

併せて7709人となっています。

選択肢3. 循環器系の疾患

循環器系の疾患には

高血圧、心疾患、脳血管疾患が含まれます。

併せて約19830人となり、高血圧疾患が最も多くなっています。

選択肢4. 消化器系の疾患

消化器系の疾患には

う蝕、歯周疾患や歯肉炎、肝疾患が含まれます。

併せて13981人と言われています。

まとめ

この結果から

1,循環器系疾患

2,消化器系疾患

3,内分泌、栄養及び代謝疾患

4,新生物(悪性)

となります。

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