あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問46

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

右季肋部痛をきたしやすい疾患はどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

右季肋部痛の所見では、胆石や、胆嚢炎、胆管炎、肝炎、肝腫瘍などを疑えます。

 

その他、
腹痛の部位と疾患の組み合わせとしては、

 

心窩部痛が、狭心症、心筋梗塞、食道炎、胃炎、膵炎、十二指腸潰瘍など

左季肋部痛が、膵臓癌、膵炎、脾梗塞など

右下腹部痛が、虫垂炎、憩室炎、クローン病、尿管結石、卵巣嚢腫など

左下腹部痛が、大腸炎、憩室炎、尿管結石、卵巣嚢腫

下腹部痛が、膀胱炎、膀胱結石、前立腺炎、卵巣嚢腫、子宮内膜炎など

 

となります。

選択肢2. 急性胆囊炎

正解です。

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02

この問題は、右季肋部痛をきたしやすい疾患を特定することです。

 

右季肋部痛とは、右の肋骨の下あたりに生じる痛みのことを指します。

 

各疾患の典型的な痛みの部位や症状を理解することが重要です。

選択肢1. 急性虫垂炎

急性虫垂炎は、右下腹部に痛みを引き起こします

 

発症初期には臍周囲に痛みを感じることもありますが、進行すると右下腹部に移動することが多いです。

 

右季肋部痛とは関連がありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢2. 急性胆囊炎

急性胆囊炎は、右季肋部痛を引き起こしやすい疾患です。

 

また、右上腹部から右肩に放散する痛みも出現します。

 

発熱や黄疸を伴うこともあります。

 

この選択肢が適切です。

選択肢3. 虚血性腸炎

虚血性腸炎は、主に下腹部に痛みを引き起こします。

 

血流不足による腸の損傷が原因です。

 

右季肋部痛とは場所が一致しません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

 

選択肢4. 胃食道逆流症

胃食道逆流症は、胸焼けや上腹部痛を引き起こすことが多いです。

 

右季肋部痛は典型的な症状ではありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

まとめ

右季肋部痛をきたしやすい疾患として最も適切なのは急性胆囊炎です。

 

右季肋部痛を訴える場合はまず、胆石症・胆嚢炎・胆管炎といった肝胆道系疾患が疑われます。

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