あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問47

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険施設で、MRSAの保菌者が確認されたときの対応として最も適切なのはどれか。
  • 入所者全員の保菌の有無を調べる。
  • 接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用する。
  • 保菌者のレクリエーションへの参加を制限する。
  • 保菌者は入浴を控えさせる。

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この過去問の解説 (3件)

01

MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことです。免疫が低下した高齢者などでは重篤な状態となる場合があります。

選択肢1. 入所者全員の保菌の有無を調べる。

MRSAは常在菌ですので、全員を検査する必要はありません。

選択肢2. 接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用する。

MRSAにはアルコール消毒が有効ですので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. 保菌者のレクリエーションへの参加を制限する。

通常は隔離等せず過ごします。

選択肢4. 保菌者は入浴を控えさせる。

入浴自体を控える必要はありません。
 

まとめ

近年、MRSAによる院内感染が問題となっています。

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02

MRSAとは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略で、
抗生物質の効かない黄色ブドウ球菌の事です。

 

健康状態の時には、感染しないものですが、免疫力が弱っている時に感染します。(日和見感染)

 

MRSAは接触感染なので、
手袋、プラスチックエプロン、マスクを着用し、手洗いは手首まで行います。

 

入浴は、非感染者から行い、
食器は、次亜塩素酸ナトリウムで洗浄、
衣類は、80度で15分以上、漂白剤で付け置き洗い
寝具は、アルコールスプレー及び、日光消毒を行います。

 

選択肢2. 接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用する。

適切です。

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03

この問題は介護保険施設でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の保菌者が確認された場合の適切な対応策を選ぶ必要があります。

 

感染予防の基本的な知識とMRSAの特性に基づく対応を理解していることが重要になります。

選択肢1. 入所者全員の保菌の有無を調べる。

MRSAの保菌者が確認された場合、入所者全員を対象に検査を行うことは過剰な対応で現実的ではありません。

 

保菌者の管理と標準的な感染予防策を徹底することが重要です。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢2. 接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用する。

MRSAは接触感染を引き起こすため、手指衛生が非常に重要です。

 

アルコール手指消毒剤はMRSAに効果的です。

 

この対応は感染予防策として適切です。

 

よってこの選択肢は適切です。

選択肢3. 保菌者のレクリエーションへの参加を制限する。

MRSAの保菌者であっても、適切な感染予防策を講じれば、他の入所者と同様にレクリエーション参加が可能です。

 

過度な活動制限は必要ありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢4. 保菌者は入浴を控えさせる。

入浴は基本的な衛生管理の一環です。

 

MRSAの保菌者であっても、適切な感染予防策を講じた上で入浴を制限する必要はありません。

 

むしろ、入浴を通じて皮膚の清潔を保つことが重要です。

 

よってこの選択肢は不適切です。

まとめ

MRSAの保菌者が確認された場合の対応として最も適切なのは、接触感染予防策としてアルコール手指消毒剤を使用することです。

 

適切な感染拡大予防を講じて過剰な活動制限をしないことが重要です。

 

 

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