あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問109 (午後 問29)
問題文
仕事のストレスからうつ状態になった初診患者に対して、医療面接におけるラポール構築に最も効果的な態度はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問109(午後 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
仕事のストレスからうつ状態になった初診患者に対して、医療面接におけるラポール構築に最も効果的な態度はどれか。
- 解釈的態度
- 支持的態度
- 調査的態度
- 評価的態度
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、初診患者とのラポール構築に最も効果的な態度を選ぶことが求められています。
ラポール構築は、患者との信頼関係を築くための重要なステップです。
特に精神的に困難を抱える患者に対して適切な態度を選ぶことが求められます。
解釈的態度は、患者の話を分析してその背景や意味を理解しようとする態度です。
患者の心理状態を深く理解するために必要なことですが、初診時には患者が心理的圧力を感じてしまう可能性があります。
そのため、ラポール構築には必ずしも最適ではありません。
したがって、この選択肢は不正解です。
支持的態度は、患者の感情や経験を受け入れて共感を示す態度のことです。
この方法は患者が安心感を得て信頼関係を築くために非常に効果的です。
特に初診時には、患者がリラックスして自身の問題を話しやすくするために有用です。
したがって、この選択肢が正解です。
調査的態度は、詳細な情報を収集するために質問を重ねる態度です。
これは診断や初期評価において必要な情報を得るために重要ですが、過度に質問すると患者が緊張してしまってラポール構築には不向きです。
したがって、この選択肢は不正解です。
評価的態度は、患者の話や行動を評価して判断を下す態度です。
この対応は患者が批判されていると感じる可能性があり、信頼関係を築くのに適していません。
したがって、この選択肢も不正解です。
この問題は、初診患者とのラポール構築に最も適した態度を選ぶことを求めています。
正解は「支持的態度」で、この態度は患者が安心感を得て自身の感情や経験をありのまま話しやすくなります。
他の選択肢である解釈的態度・調査的態度・評価的態度は、それぞれ特定の状況で有用ですが、初診時のラポール構築には最適ではありません。
患者との信頼関係を築くためには、共感と支持を示すことが重要だと覚えておきましょう。
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02
ラポールの構築とは、患者と相互に信頼関係を築くことです。
一方的に理由をつけて解釈し伝える態度のことです。良好な信頼関係を気づくのには不向きといえます。
患者の行動や気持ちを当然のこととして支持する態度のことです。
これが正解であると考えられます。
より多くの情報を得るために、立て続けに細部まで質問しようとする態度のことです。初診患者では抵抗感をもつ場合があります。
患者の感じ方や考え方に対する評価を、面接者の基準ですぐ伝える態度のことです。
初診患者とでは信頼関係は成立しづらいです。
他には、
共感的態度:患者の不安や苦痛を共有し、相手の境遇を批判せずに応答すること。
逃避的態度:患者の不安を受け止めることを避けようとする態度
などがあります。
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03
医療面接は、医療従事者と患者が
コミュニケーションをとりながら
治療に関連した情報を得るほか、
ラポール構築の大切な機会となります。
うつ状態になった初診患者を
対象とした医療面接では、
ラポール構築が治療効果にも影響します。
解釈的態度とは、
患者の症状などに対し、
一方的に理由をつけるような態度です。
支持的態度とは、患者の考えや行動を認め、
支持する態度です。
支持的態度は、
うつ状態の初診患者に
安心感を与えることにつながります。
選択肢の中では、ラポール構築に
最も効果的な態度であるといえますので、
これが正解であると考えられます。
調査的態度とは、患者への配慮を考えずに
私的なことを詮索するような態度です。
評価的態度とは、
患者に対して善悪などの判断を下す態度です。
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