美容師の過去問
第37回
美容の物理・化学 問36
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問題
第37回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
紫外線とサンケア製品に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 長波長紫外線はメラニンを徐々に増加させる。
- サンタン製品は、サンスクリーン製品に比べてUVAの吸収が弱い。
- PA分類は、中波長紫外線の防御効果を表す。
- SPF値の大きい製品を使った方が、サンバーン(日焼け紅斑)を起こしにくい。
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この過去問の解説 (4件)
01
PAは、波長が長い紫外線のUV-A(紫外線A波)に対する防御効果を+~++++で表します。
UV-Aは地上に届く紫外線の内の約95%を占め、夏以外にも多く降り注いでいます。
雲や窓ガラスを通過し真皮の奥まで届き、シミ・シワ・たるみの原因となります。
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02
正解は3です。
地表まで届く紫外線のうち、中波長紫外線であるUV-Bは皮膚表面で赤くなる日焼け(サンバーン)を起こしますが、長波長紫外線であるUV-Aは皮膚の深部にまで到達しメラニンを徐々に増加させしわやシミの原因になります。
1は正しい説明です。
サンタン製品は、炎症を起こさずにきれいに日焼けすることを目的としたものなので、サンスクリーン製品よりもUV-Aの吸収は弱くなっています。
2も正しい説明です。
PA分類(Protection Grade of UV-A)は、長波長紫外線(UV-A)を防御する効果の度合いを表したものです。
3が誤った説明です。
SPF値(Sun Protection Factor)は、中波長紫外線(UV-B)を防御する効果の度合いを表したもので、SPF値が高い製品ほどサンバーン(日焼け紅斑)を起こしにくくなります。
4は正しい説明です。
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03
PA分類は、紫外線(UV-A)の防止効果を表します。
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04
PAは波長が長い紫外線A波(UV-A)の防御効果を表します。
UV-Aを浴びると、肌はゆっくり黒くなりシワやたるみを引き起こします。
波長が長いのでガラスなどを透過します。
また波長が短いUV-B(SPF)は屋外での主な日焼けの原因で、メラニンを作らせ、シミや色素沈着の原因となります。
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