美容師の過去問
第39回
感染症 問12
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問題
第39回 美容師国家試験 感染症 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
常在細菌叢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 大腸など消化管に存在するが、皮膚には認められない。
- ビタミンなど人体に必要な物質を産生するものも知られている。
- 病原体の侵入を防ぐ働きも知られている。
- 宿主の抵抗力が低下した場合などに、人体に対し悪影響を及ぼすことがある。.
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この過去問の解説 (4件)
01
1 誤っています。
大腸などの消化管のほか、鼻腔や口腔、皮膚にも存在しています。外的刺激から皮膚を守るバリアの役目を果たしています。
2 設問の通りです。
ビタミンなどをつくるほか、免疫力増強や感染を防ぐ役割を持つものも知られています。
3 設問の通りです。
病原体を感知し、体内に侵入するのを防ぐ役割を持つものもいます。
4 設問の通りです。
宿主の抵抗力が低下した場合には自己感染し、人体に悪影響を及ぼすこともあります。これを日和見感染といいます。
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02
正解は1です。
常在細菌は無菌である血液,皮下組織,脳脊髄,腹腔,肺胞を除くあらゆる人体の部位に存在し、常在細菌叢を形成しています。
1が誤った説明です。
大腸に常在する腸内細菌の中には、人体に必要なビタミンを産生するものもあります。
2は正しい説明です。
常在細菌の中には、病気の原因となる病原体の人体内への侵入を防ぐ役割を持つものも多数存在します。
3も正しい説明です。
その一方宿主である人体の抵抗力が低下した時などに、日和見感染などのように人体へ悪影響を及ぼすこともあります。
4も正しい説明です。
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03
常在細菌叢(じょうざいさいきんそう)は皮膚にもたくさん生息しており、微生物の大半とうまく共存しています。
しかし、抵抗力が低下した場合など病原性を発揮し感染を起こすことがあります。
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04
皮膚は、多くの常在細菌叢が存在します。
肌のバリア機能として重要な働きをもっています。
むやみに殺菌等は行わず、適度に保つことが必要です。
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