美容師の過去問
第42回
関係法規・制度及び運営管理 問6

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問題

第42回 美容師国家試験 関係法規・制度及び運営管理 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

生衛法(生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 生活衛生同業組合の設立について定めている。
  • 生衛法の標準営業約款は、施術料金の統一についても定めている。
  • 生活衛生同業組合の事業として、組合員に対する営業施設の整備改善等の資金のあっせんを定めている。
  • 利用者又は消費者の利益の擁護を図ることも目的としている。

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは2です。

【生衛法】とは、
生営業(美容業も含む)の営業を支援して、公衆衛生の向上について、書いてある法律です。

1、
「衛生措置の基準を遵守し、衛生施設の改善向上を図るため、生活衛生同業組合を組織することができる」と書いてあります。
つまり、自分達で、生活衛生同業組合を作るための約束事が書いてあります。
よって、正しいです。

2、
「健全な経営が阻害され、もしくは阻害されるおそれがある場合における料金または販売価格の制限」と書いてあります。
つまり、料金や価格設定が、とても高いまたは低いと、そのお店も含めお店以外に影響がでてしまいます。
そうならないように、料金や販売価格の制限をすることが書かれています。
料金の制限はありますが、料金の一律については記載はありません。
よって、(施術料金の統一)→(料金の制限)の間違いです。

3、
「構造設備、または営業施設の整備改善、および経営の健全化のための資金のあっせん」と書いてあります。
つまり、お店側がお金を借りたい時に、スムーズに借りられるように手助けすることが書かれています。
よって、正しいです。

4、
「利用者、または消費者の利益の擁護に資するため」と書かれています。
つまり、この生衛法が、利用者や消費者の利益を守るためあるということが書かれています。
よって、正しいです。

参考になった数22

02

答えは2です。

【生衛法】とは、厚生労働省が所管する法律であり
生衛業(理美容業、クリーニング業など18業種)の営業を支援し、公衆衛生の向上を図る法律です。
〈目的〉
・生衛施設の改善向上
・経営の健全化
・振興等を通じて衛生水準の維持向上を図り、利用者、消費者の利益を守る
〈背景〉
生衛業の多くは営業規模が小さく競争が激しいため
経営がおびやかされ、衛生水準の維持向上にまで手が回らないこともでてくるから。


1、
生活衛生同業組合とは
生衛法に基づく営業者の自主的な活動団体のことであり
生衛法では「営業者が自主的に衛生措置の基準を遵守し、衛生施設の改善向上等を図るため、生活衛生同業組合を組織することができる」とされています。
よって、正しいです。

2、
生衛法の目的の一つに
「当該営業における過度な競争がある等の場合における料金等の規制」
とあります。
よって、(施術料金の統一)→⦅施術料金の規制(制限)⦆
の間違いです。

3、
あっせんとは、交渉などで間に入って
両者がうまくゆくように取り計らうことを言います。
生衛法の事業の一つに
「構造設備、又は営業施設の整備改善、および経営の健全化のための資金のあっせん」
とあります。
よって、正しいです。

4、
生衛法の目的の一つに
「利用者、または消費者の利益の擁護に資するため」
とあります。
つまり、利用者や消費者の利益を守るため
ということです。
よって、正しいです。

参考になった数4

03

正解は2です。

1 .生活衛生同業組合の設立について定めている。
※各都道府県単位に1個ずつ設立することができます。

2 .料金やサービスの方法を制限することは、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」によって禁止されています。

3 .生活衛生同業組合の事業として、組合員に対する営業施設の整備改善等の資金のあっせんを定めている。
※また、養成施設の経営、技能の改善向上、共済事業などもあります。

4 .利用者又は消費者の利益の擁護を図ることも目的としている。

参考になった数3