美容師の過去問
第42回
感染症 問2
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問題
第42回 美容師国家試験 感染症 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
細菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 細菌の固形成分のおよそ半分はタンパク質である。
- 細菌は、DNAとRNAの両方をもっている。
- 細菌は、生きた細胞の中でのみ増殖する。
- 細菌の中には、100℃の加熱に耐えるものがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
【細菌】
・成分は、
(水:約80%、たんぱく質:約10%、糖質脂質:約6%、DNA・RNA:約4%)です。
・増殖→体内に定着し、細胞分裂で増えます。
人の細胞に侵入するか毒素を出して人の細胞を攻撃します。
・細菌が発育する温度は、15~45℃で、至適温度は37℃です。
・芽胞とは、細菌の中には生育に悪い環境になると、芽胞を作ります。
芽胞は、乾燥や熱や薬剤に対して強い抵抗力を持っています。
1、
細菌の固形成分とは、成分の水を抜いた残りの成分になります。
約80%が水なので、残り20%が固形成分になります。
残り20%のうち約10%がたんぱく質になります。
よって、正しいです。
2、
細菌は、細胞内にDNA・RNAの両方を持っています。
DNAかRNAの片方しか持っていないのは、ウイルスになります。
よって、正しいです。
3、
細菌の増殖は、多くの細菌が温度・栄養・水分が揃うと増殖します。
温度は15℃~45℃で、十分な水分が必要です。
増殖は、細菌自体が細胞分裂によって増え、約30分で二つになると言われています。
生きた細胞内のみ増殖するのは、ウイルスです。
よって、(生きた細胞の中でのみ増殖)→(条件が揃えば増殖)の間違いです。
4、
一部の細菌は、増殖にしにくい環境になると、耐久性の高い芽胞を作ります。
芽胞は、熱に強く100℃の加熱でも死にません。
カレーによる食中毒は、この芽胞による細菌の感染になります。
よって、正しいです。
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02
【細菌】
・形:球形、楕円形、棒形、らせん形
・成分:約80%が水分
・増殖:十分な水分が必要
人工培地(養液栽培に適した培地)で増殖
・温度:細菌の発育、増殖は温度によって大きな影響を受けます
発育温度 15〜45℃
至適温度 37℃前後
(至適温度は人肌くらい、と覚えるとわかりやすいです)
・酸素:
酸素が必要な細菌を「好気性菌」といい
酸素があると発育できないか
死滅する細菌を「通性嫌気性菌」といいます。
1、
細菌の固形成分とは
成分の水分を抜いた残りの成分になります。
約80%が水分なので、残り20%が固形成分になり
残り半分の約10%がたんぱく質になります。
よって、正しいです。
2、
細菌は、DNAとRNAの両方の核酸をもっています。
DNAかRNAのいずれか一種類だけをもっているのはウイルスです。
よって、正しいです。
3、
細菌の増殖には十分な水分が必要であり
人工培地(養液栽培に適した培地)で
細菌自体が二分裂になり、増殖します。
生きた細胞の中でのみ増殖するのはウイルスです。
よって
(生きた細胞の中でのみ)→(条件が揃えば)の誤りです。
4、
一部の細菌は生育しにくい環境になると
食品中で芽胞という殻を作ります。
芽胞は、通常の細菌と比べて熱や乾燥などに対して抵抗力が強く
100℃での煮沸によっても完全に不活化することが出来ません。
よって、正しいです。
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03
1 .細菌の成分の約80%は水分で、残りの10%はタンパク質、6%は糖質・脂質、4%はDNA・RNAから成り立っています。
※固形成分とは水分以外のことです。
2 .細菌は、DNAとRNAの両方をもっています。
ウイルスは、どちらか一つだけです。
3 .細菌は、糖などの栄養と水があり、適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できます。
※リケッチア、ウイルスは生きた細胞内でしか発育、増殖しません。
4 .細菌の中には、100℃の加熱に耐えるものがあります。
※生育に不適当な環境になると、細胞内に芽胞という耐久形を形成するものがあり、熱や乾燥に対して抵抗が強です。(炭疽菌、破傷風菌など)
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