美容師の過去問 第44回 人体の構造及び機能 問3
この過去問の解説 (3件)
答えは1です。
脳は、大脳・小脳・脳幹に分けられます。
1. 脳に含まれます。
延髄(えんずい)は、脳幹の一部です。
嘔吐、嚥下、唾液、呼吸及び循環、消化の中枢を含み、生命維持に大切な機能を担っています。
2. 含まれません。
胸髄(きょうずい)は、胸の部分の脊髄のことです。
胸筋、腹筋とつながり、反射神経や発汗機能などの自律神経系とも関わっています。
3. 含まれません。
頚髄(けいずい)は、首の部分にあり、手指や腕を司る神経です。
4. 含まれません。
仙髄(せんずい)は、脊椎のうち、仙椎(せんつい)の中を通る最下部の神経部分のことです。
この問題では脊椎の名称(頚椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾骨)を知っていれば、延髄以外が脳以外の部位だということが一目でわかります。
こちらが正解です。
延髄は後頭部と首の境にあり、一般的に盆の窪と呼ばれる位置に存在します。
生命維持に不可欠な機能を担っています。
こちらは誤りです。
胸髄は胸の部分の脊髄のことです。
こちらも誤りです。
頸髄は首の部分の脊髄のことです。
こちらも誤りです。
仙髄は骨盤内部の脊髄のことです。
ちなみに脊髄とは脊椎の中を通る中枢神経のことをいいます。
正解は1です。
脳は頭部にあり大脳・小脳・脳幹からなる器官で、脊髄と共に中枢神経系を構成し神経活動の中心を担っています。
硬膜・くも膜・軟膜の3層に包まれ、さらに頭蓋骨で保護される重要な器官です。
1~4の各器官がどういったものなのか見ていきましょう。
1.延髄は脳幹の一部で、後頭部と首の境界あたりにあり生命維持に関係する重要な器官です。
2.胸髄は脊髄の一部で胸椎の中を通る部分を指しています。
脳には含まれません。
3.頚髄は胸髄と同様脊髄の一部で、首にある頸椎内に存在しますから脳の一部ではありません。
4.仙髄も脊髄の一部です。
脊椎の最下部、仙骨内の仙椎を通っています。
仙髄も脳には含まれません。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。