美容師の過去問
第48回
感染症 問2
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問題
第48回 美容師国家試験 感染症 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
細菌とウイルスに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 細菌は生きた細胞の中だけで発育するため、環境中に存在することはない。
b 本来は病原性の強くない常在細菌によっても、宿主の抵抗力低下により発病することがある。
c 細菌やウイルスが薬剤に対して抵抗性を持つようになることを、耐性を獲得したという。
d ウイルスは変異によって弱毒となるが、強毒となることはない。
a 細菌は生きた細胞の中だけで発育するため、環境中に存在することはない。
b 本来は病原性の強くない常在細菌によっても、宿主の抵抗力低下により発病することがある。
c 細菌やウイルスが薬剤に対して抵抗性を持つようになることを、耐性を獲得したという。
d ウイルスは変異によって弱毒となるが、強毒となることはない。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
正しいものの組み合わせを選ぶ問題は、確実に正しいことが分かっている選択肢が一つあれば、格段に解きやすくなります。
a:生きた細胞の中だけで発育するのはウイルスです。細菌は、栄養があれば増殖できるので、適切な環境中にも存在します。→×
b:常在菌は日常的に存在する細菌ですが、抵抗力が弱まるとバランスが崩れてしまい、発病することがあります。→〇
よってaとbの組み合わせは誤りです。
b:常在菌は日常的に存在する細菌ですが、抵抗力が弱まるとバランスが崩れてしまい、発病することがあります。→〇
c:耐性を獲得すると、今まで効いていた薬剤が効かなくなってしまうことがあります。
→〇
よってbとcの組み合わせは正しいです。
c:耐性を獲得すると、今まで効いていた薬剤が効かなくなってしまうことがあります。
→〇
d:ウイルスにとって、感染拡大のために弱毒性に変異した方が有利になりますが、強毒にならないわけではありません。→×
よってcとdの組み合わせは誤りです。
a:生きた細胞の中だけで発育するのはウイルスです。細菌は、栄養があれば増殖できるので、適切な環境中にも存在します。→×
d:ウイルスにとって、感染拡大のために弱毒性に変異した方が有利になりますが、強毒にならないわけではありません。→×
よってaとdの組み合わせは誤りです。
明らかに間違っているものは先に選択肢から消しておき、効率的に問題に取り組みましょう。
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02
細菌とウイルスの特徴の違いを理解し、混同しないように注意しましょう。
細菌は「生物」であること、ウイルスは特殊であることをまず覚えておいてください。
aについて、生きた細胞のなかでしか発育、増殖できないものはウイルスです。
細菌はそれ自体が生物なので、私たちと同じように栄養をとって、それを分解、吸収することで生きています。
環境中に存在することも可能です。
bについて、これを日和見感染といいます。
例えば、エイズ患者が真菌によって肺炎を起こすことがあります。
日和見感染も頻出なので、しっかりおさえましょう。
cについて、耐性を獲得すると、特効薬が効かなくなるなどの問題が生じます。
dについて、弱毒化することも強毒化することもあります。
新型コロナウイルスの○○株でも、「弱毒化」「強毒化」というワードはよく耳にしたのではないでしょうか。
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03
感染症に関する問題です。
✕・・・・誤った組み合わせです。
・
細菌は生きた細胞の中だけで発育するため、環境中に存在することはない。→ 細菌はウイルスと違い、生きた細胞の内でなくても増殖できます。・本来は病原性の強くない常在細菌によっても、宿主の抵抗力低下により発病することがある。→◯
◯・・・・正しい組み合わせです。
✕・・・・誤った組み合わせです。
・細菌やウイルスが薬剤に対して抵抗性を持つようになることを、耐性を獲得したという。→◯
・
ウイルスは変異によって弱毒となるが、強毒となることはない。→強毒になる場合があります。✕・・・・誤った組み合わせです。
・
細菌は生きた細胞の中だけで発育するため、環境中に存在することはない。→ 細菌はウイルスと違い、生きた細胞の内でなくても増殖できます。・
ウイルスは変異によって弱毒となるが、強毒となることはない。→強毒になる場合があります。よって【本来は病原性の強くない常在細菌によっても、宿主の抵抗力低下により発病することがある。 ・ 細菌やウイルスが薬剤に対して抵抗性を持つようになることを、耐性を獲得したという。】が正しい組み合わせです。
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