美容師 過去問
第50回
問55 (文化論及び美容技術理論 問15)

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問題

美容師 国家試験 第50回 問55(文化論及び美容技術理論 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

次の帯のうち、最も格調高いとされる幅約70cm、丈約4.2mの帯はどれか。
  • 角帯
  • 名古屋帯
  • 丸帯
  • 兵児帯

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この過去問の解説 (1件)

01

帯には、さまざまな種類があり、それぞれに用途や格が異なります。以下に代表的な帯の種類とその特徴を解説します。

 

1. 丸帯(まるおび)

  特徴:幅約70cm、丈約4.2mほどで、非常に幅広く、豪華な仕立てが特徴です。

      両端が丸く仕上げられているため「丸帯」と呼ばれます。

  使用場面:最も格式高い帯として、特に結婚式や成人式、茶道の正式な席など、非常に格式の高い行事や儀式で使用されます。

  格:格式高い儀式や結婚式などで使用される、非常に豪華で上品な帯です。

 

2. 角帯(かくおび)

  特徴:幅が比較的狭く、通常は約10cm程度。長さは約3m程度で、日常的に使用されることが多い帯です。

  使用場面:男性が着物を着る際に使われ、特に日常的な着物、紋付などに用いられます。

  格:カジュアルな着物に適しており、格式の高い場面にはあまり使われません。

 

3. 名古屋帯(なごやおび)

  特徴:長さが短めで、約3mほど。比較的軽く、締めやすいのが特徴です。名古屋帯は、普通帯とも呼ばれることがあります。

  使用場面:日常的な着物、または少し改まった場面で使われる帯です。

       結婚式や披露宴などの正式な場にも使用できますが、丸帯や袋帯ほど格は高くありません。

  格:カジュアルからやや改まった場に適していますが、格式の高い場には不向きです。

 

4. 兵児帯(へこおび)

  特徴:幅が広く、軽やかな仕立ての帯。特に夏の浴衣に使われることが多いです。長さも比較的短く、簡単に結べることが特徴です。

  使用場面:浴衣やカジュアルな和服に使用されます。夏の祭りや花火大会など、カジュアルな場面に適しています。

  格:最もカジュアルで、正式な場には不向きです。

 

5. 袋帯(ふくろおび)

  特徴:丸帯と並んで格式の高い帯です。

      両端に絵柄が施されており、リバーシブルで使用できる帯です。

      長さは4m以上で、特に婚礼や成人式、正式な行事で使われます。

        使用場面:結婚式、成人式、茶会など、正式な場で使用されます。

        格:丸帯に次ぐ格の高さを持ち、格式高い儀式で使われます。

選択肢1. 角帯

誤り

 

日常的に使用されることが多く、幅が狭く、着物と合わせて使うことが一般的です。

正式な場には使用されません。

選択肢2. 名古屋帯

誤り

 

長さが短く、日常的に使われることが多い帯で、結びやすく、比較的カジュアルな装いに適しています。

選択肢3. 丸帯

正しい

 

幅約70cm、丈約4.2mの帯のサイズが特徴的です。

丸帯は、非常に豪華で格式の高い帯で、特に正式な場面や重要な儀式、特別な行事で使用されます。

丸帯は両端が丸く仕上げられており、その高級感が他の帯と比べて格別とされています。

選択肢4. 兵児帯

誤り

 

軽装用の帯で、夏の浴衣などで使われることが多く、丸帯や名古屋帯に比べてカジュアルです。

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