調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問93

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 保険薬局業務 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は服薬管理指導料の加算と対象者の組み合わせである。誤っているのはどれか。1つ選びなさい。
  • 喘息患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算
  • 児童福祉法第56条の6第2項に規定する障害児に対する指導-----小児特定加算
  • 6歳未満の乳幼児に対する服薬指導-----乳幼児服薬指導加算
  • 悪性腫瘍患者に対する抗がん剤について指導-----特定薬剤管理加算1
  • 慢性閉塞性肺疾患の患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているのは

「悪性腫瘍患者に対する抗がん剤について指導-----特定薬剤管理加算1」

です。

 

特定薬剤管理加算1ではなく2の対象となります。

特定薬剤管理加算2は抗悪性腫瘍剤の注射かつ悪性腫瘍の治療に係る調剤に算定されるもので、

月1回まで、100点を加算します。

 

特定薬剤管理加算1は厚生労働大臣が定める特に安全管理が必要な医薬品に対して指導を行った場合に算定されます。

下線部の医薬品に当てはまるのは

抗悪性腫瘍剤、

免疫抑制剤、

不整脈用剤、

抗てんかん剤、

血液凝固阻止剤(内服薬に限る。)、

ジギタリス製剤、

テオフィリン製剤、

カリウム製剤(注射薬に限る。)、

精神神経用剤、

糖尿病用剤、

膵臓ホルモン剤、

抗HIV薬

です。

 

抗悪性腫瘍剤もこの条件に含まれていますが、

設問のような状態であれば算定されるのは特定薬剤管理加算2であり、

またこれら2つの同時算定はできません。

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02

誤った記述は、「悪性腫瘍患者に対する抗がん剤について指導-----特定薬剤管理加算1」です。

各種加算についての算定要件について問われていました。

選択肢1. 喘息患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算

正しい記述です。

喘息又は慢性閉塞性肺疾患で吸入薬の投薬された患者が対象です。

正しい手順で吸入できるように指導したり、医療機関への報告が必要になります。

選択肢2. 児童福祉法第56条の6第2項に規定する障害児に対する指導-----小児特定加算

正しい記述です。

医療的ケア児を対象とした加算です。

特に服薬管理や他業種との連携が必要となるため、薬剤師に期待され新設されました。

選択肢3. 6歳未満の乳幼児に対する服薬指導-----乳幼児服薬指導加算

正しい記述です。

6歳未満の乳幼児に関して、適正に薬剤を使用できるよう必要な情報の確認、誤飲防止等の必要な服薬指導、情報提供等が必要になります。

選択肢4. 悪性腫瘍患者に対する抗がん剤について指導-----特定薬剤管理加算1

誤った記述です。

抗がん剤に関しては、特定薬剤管理加算1の算定要件でもありますが、特に設問のような記述があるのは、特定薬剤管理加算2となります。

特定薬剤管理加算1と特定薬剤管理加算2の併算定はできません。

選択肢5. 慢性閉塞性肺疾患の患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算

正しい記述です。

喘息又は慢性閉塞性肺疾患で吸入薬の投薬された患者が対象です。

正しい手順で吸入できるように指導したり、医療機関への報告が必要になります。

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03

服薬管理指導料に関する問題です。

なお、この問題の根拠は調剤報酬点数表です。

選択肢1. 喘息患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算

正しい組み合わせです。

選択肢2. 児童福祉法第56条の6第2項に規定する障害児に対する指導-----小児特定加算

正しい組み合わせです。

選択肢3. 6歳未満の乳幼児に対する服薬指導-----乳幼児服薬指導加算

正しい組み合わせです。

選択肢4. 悪性腫瘍患者に対する抗がん剤について指導-----特定薬剤管理加算1

誤りです。

正しくは特定薬剤管理加算2です。

選択肢5. 慢性閉塞性肺疾患の患者に対する吸入薬の指導-----吸入薬指導加算

正しい組み合わせです。

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