調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問109

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 薬学一般 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は薬の剤型とその説明である。正しいものを1つ選びなさい。
  • トローチは口中錠とよばれる内用薬である。
  • チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。
  • 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。
  • ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。
  • 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。」です。

薬の剤型の特徴について問われる設問になります。

薬には様々な剤型があり、それぞれ使用しやすいように作られています。

保険請求上、適切な剤型を選択しないと正しい点数が請求できなくなりますので覚えておく必要があります。

選択肢1. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

不正解となります。

トローチは口の中に入れて使用しますが、外用薬となります。

理由としては、口の中には入れますが口腔内や喉の粘膜に直接作用するので、外用薬となっています。

うがい薬も同様の理由で外用薬となります。

選択肢2. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

不正解となります。

チュアブル錠は設問の通り、水なしでかみ砕いて服用しますが、口からのみ込み、胃や小腸で溶けて吸収される薬なので、内用薬なります。

選択肢3. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

不正解となります。

貼付薬は、皮膚から薬剤を吸収する薬剤です。

使用目的は、消炎鎮痛の他にも循環器や、呼吸器、精神疾患など多岐にわたります。

選択肢4. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

不正解となります。

ラキソベロンなどの内服用適剤は、原則として適切な量を水に溶かして服用します。

原液のまま服用すると、口の中に薬剤が留まってしまう可能性があるためです。

選択肢5. 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

正解となります。

坐薬には痔の治療などで使用される局所に作用するものと、解熱鎮痛剤など粘膜を通じて全身に作用するものがあります。

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02

薬の剤型に関する問題です。

選択肢1. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

誤りです。

トローチは口中錠とも呼ばれますが、外用薬です。

選択肢2. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

誤りです。

チュアブル錠は噛み砕いて飲む薬ですが内用薬です。

選択肢3. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

誤りです。

消炎鎮痛を目的とした貼付剤もありますが、フランドルテープのように、外皮から毛のう、汗腺などを通って、毛細血管に薬効が入り、全身に作用するもあります。ちなみにフランドルテープは虚血性心疾患の治療薬です。

選択肢4. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

誤りです。

内服用滴剤は口の中に直接垂らすのではなく、水に必要量を垂らし、それを飲みます。

選択肢5. 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

正しい記述です。

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