調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問182

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

薬に関する問題です。

選択肢1. 座薬は外用薬であり、全身に作用するものはない。

誤りです。

座薬には直腸粘膜から吸収され、全身に作用するものもあります。

選択肢2. トローチは経口剤なので内服薬である。

誤りです。

経口剤は「口から入れて飲み込む薬」です。内用薬が対象です。

トローチは口の中で溶かし、喉に作用する薬で外用薬です。

選択肢3. 経口フィルム剤は少量の水や唾液で溶けるため、寝たきりの患者や嚥下困難者にも服用できる利点がある。

正しい記述です。

選択肢4. 消炎鎮痛剤は内用薬も外用薬もあるが、気管支拡張剤は内用薬のみである。

誤りです。

気管支拡張剤には内用薬とフィルム型の貼付型の外用薬があります。

選択肢5. チュアブル錠は水なしで口の中でかみ砕いてすぐに飲み込むのがよい。

誤りです。

チュアブル錠は確かに水なしでかみ砕くことができる薬ですが、すぐに飲み込まず、唾液でゆっくり溶かすものもあります。

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02

正解は

経口フィルム剤は少量の水や唾液で溶けるため、寝たきりの患者や嚥下困難者にも服用できる利点がある。

です。

経口フィルム剤は一般的なOD錠と比較しても薄くて口の中でも速やかにかつ簡単に溶けるので、上記のような患者であっても服用しやすいのがポイントです。

他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 座薬は外用薬であり、全身に作用するものはない。

座薬には痔や感染症など局所的に作用するものと解熱鎮痛やホルモンの調節などを目的とした全身に作用するものがあります。

選択肢2. トローチは経口剤なので内服薬である。

トローチは口腔内や喉の粘膜の殺菌消毒などを目的としており、内服薬のようにも思えますが、

外用薬に分類されます。

選択肢3. 経口フィルム剤は少量の水や唾液で溶けるため、寝たきりの患者や嚥下困難者にも服用できる利点がある。

先述の通りです。

その他にも、携帯しやすい、服用する量を調整しやすいなどの利点もあります。

選択肢4. 消炎鎮痛剤は内用薬も外用薬もあるが、気管支拡張剤は内用薬のみである。

気管支拡張剤には内服薬の他に、吸入剤、注射剤などの剤形もあります。

選択肢5. チュアブル錠は水なしで口の中でかみ砕いてすぐに飲み込むのがよい。

チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用できる薬ですが、しっかり噛んでから唾液とともにゆっくり飲み込むことが良いとされます。

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