調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問214
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問題
調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2023年3月公開問題 薬学一般 問214 (訂正依頼・報告はこちら)
薬の作用で2つの医薬品を使用したときに、それぞれの働きを打ち消してしまうことを何というか。1~5の中から1つ選びなさい。
- 相乗作用
- 副作用
- 物理作用
- 相加作用
- 拮抗作用
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は「拮抗作用」です。
誤りです。
相乗作用は2つの医薬品を使用したときに、それそれの作用よりも大きな作用をもたらす働きをいいます。
誤りです。
副作用は本来の目的以外のはたらきのことです。
誤りです。
物理作用は物理変化をもたらす作用のことをいいます。
物理変化とは、物質の状態や形が変わるものをいいます。液体が固体になったり、気体になったりというのがその例です。
誤りです。
相加作用は2つの医薬品を使用したときにそれぞれの効果しかない場合をいいます。
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02
正解は「拮抗作用」です。
例えば、血糖値を調節するホルモンであるインスリンとグルカゴンはそれぞれ血糖値を下げる、上げる役割を持っています。
これらがもし同時に投与されれば、お互いの作用が拮抗して打ち消しあってしまいます。
これが拮抗作用です。
医薬品同士だけではなく、飲食物との組み合わせで作用が減弱してしまう場合もあります。
その他の選択肢については以下で説明していきます。
相乗作用は複数の医薬品や飲食物を組み合わせた時に医薬品の効果が強く出すぎてしまったり、それによって新たな作用が出てしまうことを指します。
例えば向精神薬とアルコールを組み合わせた時に鎮静作用が強くなりすぎて、意識障害などを起こしてしまうことがあります。
副作用とは医薬品の効能のうち本来意図していない、多くは有害な作用を指します。
物理作用とは物理的な変化を生じる作用のことです。
相加作用とは複数の医薬品を組み合わせた時に、効能が増強されることを指します。
例えば、瀉下薬と瀉下作用を持つような成分を同時に服用した場合、
瀉下作用が増強され、強い下痢を引き起こすようなことがあります。
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