医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年5月公開問題
問11

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年5月公開問題 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から正しいものを選びなさい。
  • 日本語の話せない患者に対しての通訳サービス、ろうあ者に対しての手話通訳サービスは医療機関のサービスとして行うものである。
  • 予防接種はいかなるものであっても、自己負担となり、各医療機関で価格を決めることができる。
  • 保険証は毎月必ず提示してもらい、保険変更による返戻等がないように留意する義務がある。
  • 感染症対策のため、マスクをしていない患者に対しては診察を拒否することができる。
  • 待ち時間が長くてクレームをつけてくる患者に対しては、事情を丁寧に説明してお待ちいただくか、改めての来院を促す。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5番です。

1→療養の給付とは直接関係のないサービスのため、患者から実費請求ができます。(自治体等のサービスによる場合は除きます)

2→乳幼児の予防接種、高齢者の肺炎球菌予防接種等公費負担のある予防接種もあります。

3→保険証は毎月確認することが望ましいですが、義務ではありません。

4→マスクの着用がないだけの理由で診察拒否はできません。親切丁寧にマスク着用を促すか、購入を促しましょう。

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02

医療機関の窓口業務で患者応対をする際に必要な知識です。

選択肢1. 日本語の話せない患者に対しての通訳サービス、ろうあ者に対しての手話通訳サービスは医療機関のサービスとして行うものである。

誤りです。

厚生労働省の通知『療養の給付と直接関係ないサービス等の取り扱い』の実費徴収が認められるものの中に記載があります。

選択肢2. 予防接種はいかなるものであっても、自己負担となり、各医療機関で価格を決めることができる。

誤りです。

「いかなるものであっても」という部分が誤りです。

予防接種は原則患者負担です。しかし、内容や状況によって公費負担となる場合があります。

記憶に新しいところではコロナ禍の「新型コロナワクチン」の接種は全額公費負担でした。

選択肢3. 保険証は毎月必ず提示してもらい、保険変更による返戻等がないように留意する義務がある。

誤りです。

療養担当規則第3条に受給資格の確認があります。

この文では「緊急やむを得ない事由によって、当該確認を行うことができない患者であって、療養の給付を受ける資格が明らかな者についてはこの限りではない」とあります。

義務ではありません。

選択肢4. 感染症対策のため、マスクをしていない患者に対しては診察を拒否することができる。

誤りです。

疾患や体質によりマスクをすることができない人もいます。

場合によって、マスクの着用を促すことは大切ですが、

マスクをしていないという理由だけで診察拒否はできません。

選択肢5. 待ち時間が長くてクレームをつけてくる患者に対しては、事情を丁寧に説明してお待ちいただくか、改めての来院を促す。

正しいです。文のとおりです。

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