医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年5月公開問題
問14

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年5月公開問題 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

処方箋発行に関連して正しいものを選びなさい。
  • 保険薬局において健康保険の調剤 に従事する薬剤師は、都道府県知事の登録を受けた薬剤師でなければな らない。
  • 処方箋の有効期限は発行日を含めて4日以内であるが、薬局でお願いすれば延長してもらえる。
  • 保険医は、患者さんが行きやすいよう、特定の調剤薬局を勧めてあげるのが親切である。
  • 海外旅行や年末年始など、特別な事情がある場合には、投薬制限のある薬剤でも保険医に処方日数を伸ばしてもらうことができる。
  • 特に体調に変わりがない患者に対しては、診察をせずに処方箋を発行して、患者の待ち時間を短くするように心がける。

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この過去問の解説 (2件)

01

処方箋に関するきまりのいくつかは療養担当規則に書かれています。特に「特定の保険薬局への誘導禁止」「処方箋の使用期限」については覚えておきましょう。

選択肢1. 保険薬局において健康保険の調剤 に従事する薬剤師は、都道府県知事の登録を受けた薬剤師でなければな らない。

誤りです。

都道府県知事ではなく「厚生労働大臣」です。

こちらは健康保険法第64条に規定されています。

選択肢2. 処方箋の有効期限は発行日を含めて4日以内であるが、薬局でお願いすれば延長してもらえる。

誤りです。

薬局に権限はありません。

特殊の事情のある場合は、医師の判断により、処方箋に記載されます。

また、期限が切れてしまった場合は、医師に受診し再度交付してもらわなければなりません。

選択肢3. 保険医は、患者さんが行きやすいよう、特定の調剤薬局を勧めてあげるのが親切である。

誤りです。

療養担当規則第19条の3に保険医による「特定の保険薬局への誘導の禁止」が規定されています。

選択肢4. 海外旅行や年末年始など、特別な事情がある場合には、投薬制限のある薬剤でも保険医に処方日数を伸ばしてもらうことができる。

正しいです。

療養担当規則第20条の3に規定されています。

選択肢5. 特に体調に変わりがない患者に対しては、診察をせずに処方箋を発行して、患者の待ち時間を短くするように心がける。

誤りです。

処方箋交付に関しては診察が必要です。

なお、2022年4月の診療報酬改定でリフィル処方箋が導入されました。

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02

正解は4番です。

1→厚生労働省の登録を受けた薬剤師です。

2→期限が切れた処方箋は医療機関に再度受診し、処方箋を発行してもらう必要があります。

3→保険医は、特定の薬局を指定してはなりません。

4→海外旅行・年末年始・ゴールデンウィーク等特殊事情のある場合は長期投薬可です。 5→医師の診察なしでの処方箋発行は原則できません。

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