医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年5月公開問題
問34

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年5月公開問題 医療関係法規の基礎知識 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

医事法規のうち、療養担当規則について適切なものを次の中から選びなさい。
  • 医療機関は、患者の診療録を初診で訪れた日から5年間は保管しなければならない。
  • 入院の場合、患者の負担に応じて、医療機関外のものに看護を受けさせてもよい。
  • 医師は個人情報保護のため、診療した患者の疾病に対し他の医療機関から照会があった場合、対応してはならない。
  • 医師は初診の診察では問診を行い、患者に病状、病歴、服薬状況、服薬歴等の情報を得る。
  • 医師は患者の職業、生活環境、家族の病歴等は個人情報保護のため聞くことはない。

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この過去問の解説 (3件)

01

医療機関や保険医が普段の業務の中で守らなければならない基本的なことが規定されているのが療養担当規則です。しっかりと覚えておきましょう。

選択肢1. 医療機関は、患者の診療録を初診で訪れた日から5年間は保管しなければならない。

誤りです。

初診で訪れた日から5年ではなく「完結の日から5年」です。

第9条に定められています。

選択肢2. 入院の場合、患者の負担に応じて、医療機関外のものに看護を受けさせてもよい。

誤りです。

第11条の2に「当該保険医療機関の従業員以外の者による看護を受けさせてはならない」とあります。

選択肢3. 医師は個人情報保護のため、診療した患者の疾病に対し他の医療機関から照会があった場合、対応してはならない。

誤りです。

第16条の2に「他の保険医療機関又は保険医から照会があった場合には、これに適切に対応しなければならない」とあります。

選択肢4. 医師は初診の診察では問診を行い、患者に病状、病歴、服薬状況、服薬歴等の情報を得る。

正しいです。

第20条の1「診察」のところに関連することが述べられています。

選択肢5. 医師は患者の職業、生活環境、家族の病歴等は個人情報保護のため聞くことはない。

誤りです。

第20条の1のイに「診療は、特に患者の職業上及び環境上の特性等を顧慮して行う」とあります。

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02

正解は4番です。

1.初診で訪れた日ではなく、最後の診療の日から5年間は保管義務があります。

2.医療機関は、医療機関の従業員以外のものによる看護を受けさせてはいけません。 3.医師は診療した患者の疾病に対し、他の医療機関から照会があった場合、適切に対応しなければなりません。 4. 医師は診療にあたって、懇切丁寧な診療を心掛け、難しい事柄は理解しやすいように指導する必要があります。 5.患者の職業、生活環境、家族の病歴等は本人の病状に影響を及ぼす可能性があり、聴取をすることがあります。

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03

正解は4です。

1

診療録の保存は、完結の日から5年間です。

2

療養担当規則では、保険医療機関は入院患者に対して、患者の負担により、当該保険医療機関の従業者以外の者による看護を受けさせてはならないとされています。

3

療養担当規則では、保険医療機関は担当した療養の給付に係る患者の疾病又は負傷に関し、他の保険医療機関から照会があった場合には、これに適切に対応しなければならないとされています。

4

選択肢文の通りです。

5

診療の具体的方針として、診察は、特に患者の職業上及び環境上の特性等を顧慮して行うとされています。

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