運行管理者(貨物)の過去問
平成28年度 第1回
貨物自動車運送事業法関係 問6
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問題
平成28年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 貨物自動車運送事業法関係 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、運行管理者の行わなければならない業務として、正しいものを2つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
- 異常気象その他の理由により輸送の安全の確保に支障を生ずるおそれがあるときは、乗務員に対する適切な指示その他輸送の安全を確保するために必要な措置を講ずること。
- 一般貨物自動車運送事業者に対し、事業用自動車の運行の安全の確保に関して緊急を要する事項に限り、遅滞なく、助言を行うこと。
- 法令の規定により、運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びに国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を備え置くこと。
- 運転者に対し、道路運送車両法第47条の2第1項及び第2項の規定による点検(日常点検)を実施し、又はその確認をすることについて、指導、監督を行うこと。
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この過去問の解説 (3件)
01
「2」は誤りで、緊急な事項に限り助言を行うという部分は間違いで、助言は必要であれば行わなければなりません。
「3」は誤りで、アルコール検知器を備え置くことは事業者の責務であり、運行管理者は常時携帯することが必要となります。
よって答えは「1」と「4」となります。
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02
①・④が解答となります。
1 .異常気象その他の理由により輸送の安全の確保に支障を生ずるおそれがあるときは、乗務員に対する適切な指示その他輸送の安全を確保するために必要な措置を講ずること。
→正しい対応となります。
・自然災害の発生(地震や運行に危険を及ぼす災害)
・天候の急変(台風・降雪・濃霧など)
これらにより、運行することが輸送の安全に危険を及ぼす場合は
待避できる場所での一時避難であったり、
状況によっては運行の中断を決断することが必要となります。
2 .一般貨物自動車運送事業者に対し、事業用自動車の運行の安全の確保に関して緊急を要する事項に限り、遅滞なく、助言を行うこと。
→青字部分に誤りがあります。
緊急の有無にかかわらず、
事業用自動車の運行の安全の確保に関する事項については
助言を行っていきます。
また事業者側も運行管理者からの助言を尊重する関係が必要となります。
3 .法令の規定により、運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びに国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を備え置くこと。
→青字部分に誤りがあります。
運行管理者の業務としては
・運転者に対する点呼を行う
・運転者からの報告及び確認を行う
・業務(運行)に必要な指示を与え、点呼の結果を記録する
ことがあげられます。
また「アルコール検知器を据え置く」ということは
事業者(会社)の役割となります。
運行管理者はアルコール検知器が常時正常に動作することを
確認する必要があります。
4 .運転者に対し、道路運送車両法第47条の2第1項及び第2項の規定による点検(日常点検)を実施し、又はその確認をすることについて、指導、監督を行うこと。
→正しいです。
日常点検は運行開始前(乗務開始前)に行ってもらうように指導します。
また点呼の際にその結果についても報告をさせ、
必要であれば整備管理者と連携し運行の準備を進めていきます。
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03
記述が正しいものは【正】
記述が誤っているものは【誤】
【正】
記述通り、正しいです。
【誤】
運行管理者は、一般貨物自動車運送事業者に対し、
事業用自動車の運行の安全の確保に関し
必要な事項について助言を行うことができます。
緊急を要する事項とあるので誤りです。
【誤】
運行管理者の業務は、運転者に対して点呼を行い、
報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、
並びに記録し、及びその記録を保存し、
並びに国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を
常時有効に保持することです。
備え置くだけでは誤りです。
【正】
記述通り、正しいです。
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