運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第1回
実務上の知識及び能力 問26
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問題
平成29年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
一般貨物自動車運送業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する次の記述のうち、適切なものは「 適 」を、適切でないものは「 不適 」を選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
時速36キロメートルで走行中の自動車の運転者が、前車との追突の危険を認知しブレーキ操作を行い、ブレーキが効きはじめるまでに要する空走時間を1秒間とし、ブレーキが効きはじめてから停止するまでに走る制動距離を8メートルとすると、当該自動車の停止距離は13メートルとなることを指導している。
時速36キロメートルで走行中の自動車の運転者が、前車との追突の危険を認知しブレーキ操作を行い、ブレーキが効きはじめるまでに要する空走時間を1秒間とし、ブレーキが効きはじめてから停止するまでに走る制動距離を8メートルとすると、当該自動車の停止距離は13メートルとなることを指導している。
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この過去問の解説 (3件)
01
空走距離の計算問題です。
計算するには、
1キロメートル=1,000メートル
1時間=60分=60分×60秒=3,600秒
ということを覚えておきます。
この問題の36キロメートルで走行中1秒間に進む距離は、
36キロメートル×1,000=36,000メートル
36,000メートル÷3,600秒=10メートル
となるため、
空走距離は10メートルとなります。
制動距離が8メートルのため、
当該自動車の停止距離は18メートルが正しい距離となります。
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02
② 不適 が解答となります。
空走距離=危険を察知して、ブレーキを踏むまでに車が動く距離
「アッ!」と思いブレーキを踏もうとする間にも走行中の車は
動きます。
(空走時間として問題では時速36キロ・1秒となっています)
制動距離=ブレーキが効き始めてから停まるまでに進む距離
(問題文では8メートル)
停止距離=空走距離 + 制動距離 になります。
上記を条件として、各距離を計算していきます。
【空走距離】
時速36キロメートルで走行している車が1秒間に進む距離
36キロメートル =36kmをメートルに直すと
=36km×1000
=36,000mになります。
また1時間を秒数に変換します。
1時間 × 60(分)×60(秒) = 3,600秒になります。
あとは1秒に進む距離を求めるだけなので、
36,000(m) ÷ 3,600(秒) = 10m
となり、空走距離は10mとなります。
※時間を秒に変換・距離をメートルへそろえるところがポイントとなります。
【制動距離】
問題文より8メートルと指定
【停止距離】
空走距離 10メートル + 制動距離 8メートル
=18メートル
上記により、正しい停止距離は18メートルの為、②の不適が解答となります。
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03
事業用自動車の運転者に対して行う指導に関して、問題を見ながら解説します。
誤りです。
停止距離は18メートルです。
正しいです。
時間を秒に変換したり、距離をメートルに変換することで、計算することが出来ます。
空走距離とは、運転者がブレーキをかけてそのブレーキが効き始めるまでの時間を言います。
制動距離とは、ブレーキが効き始めてから止まるまでの距離を言います。
停止距離とは、空走距離+制動距離=停止距離となります。
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