運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第2回
実務上の知識及び能力 問50
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問題
平成29年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
交通事故及び緊急事態が発生した場合における運行管理者又は事業用自動車の運転者の措置に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「不適」の欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
大型トラックに荷物を積載して運送中の運転者から、営業所の運行管理者に対し「現在走行している地域の天候が急変し、雪が強く降りはじめた。視界も悪くなってきたので、一時運転を中断している。」との連絡があった。連絡を受けた運行管理者は、「営業所では判断できないので、運行する経路を運転者自ら判断し、また、運行することが困難な状況に至った場合は、適当な待避場所を見つけて運転者自らの判断で運送の中断等を行うこと」を指示した。
大型トラックに荷物を積載して運送中の運転者から、営業所の運行管理者に対し「現在走行している地域の天候が急変し、雪が強く降りはじめた。視界も悪くなってきたので、一時運転を中断している。」との連絡があった。連絡を受けた運行管理者は、「営業所では判断できないので、運行する経路を運転者自ら判断し、また、運行することが困難な状況に至った場合は、適当な待避場所を見つけて運転者自らの判断で運送の中断等を行うこと」を指示した。
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この過去問の解説 (3件)
01
運行管理者は、異常気象その他の理由により輸送の安全確保に支障が生じる恐れがある時には、乗務員に対する適切な指示その他輸送の安全を確保する為、必要な処置を講じなければいけません。運行経路や運送の中断を運転者判断にする事は不適切となります。
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02
②不適が解答となります。
運行途中での判断については、運行管理者が行います。
今回の場合も天候急変により、通常通りの運行ができないということでしたので
運行管理者は「現在地を把握し、一時退避ができる場所の手配」「迂回ルートや運行の継続について」の判断を行うこととなります。
これらの判断を運転手に委ねてしまうことが無いようにしなければなりません。
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03
交通事故や緊急事態が発生した場合における運行管理者や運転者の措置について、問題を見ながら解説します。
誤りです。
輸送の安全の確保に支障を生ずる恐れがあるときは、「乗務員に対する適切な指示やその他の輸送の安全を確保するために必要な措置を講じなければいけません」。
運行経路や運送の中断に関して、運転者の判断に任せることは適切ではありません。
正しいです。
輸送の安全の確保に支障を生ずる恐れがあるときは、「乗務員に対する適切な指示やその他の輸送の安全を確保するために必要な措置を講じなければいけません」。
運行経路や運送の中断に関して、運転者の判断に任せることは適切ではありません。
運行の途中で、天候などのトラブルに見舞われた際は運転者に判断させるのではなく、運行管理者が適切な指示や安全を確保するために必要な措置を取るようにしましょう。
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