運行管理者(貨物)の過去問
令和元年度 第1回
貨物自動車運送事業法関係 問2
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問題
令和元年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 貨物自動車運送事業法関係 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、貨物自動車運送事業の運行管理者が行わなければならない業務として正しいものを2つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
- 運転者が長距離運転又は夜間の運転に従事する場合であって、疲労等により安全な運転を継続することができないおそれがあるときは、あらかじめ、当該運転者と交替するための運転者を配置すること。
- 車両総重量が7トン以上又は最大積載量が4トン以上の普通自動車である事業用自動車について、法令に規定する運行記録計により記録することのできないものを運行の用に供さないこと。
- 法令の規定により、運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びに国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を備え置くこと。
- 適齢診断(高齢運転者のための適性診断として国土交通大臣が認定したものをいう。)を運転者が60歳に達した日以後1年以内(60歳以上の者を新たに運転者として選任した場合は、選任の日から1年以内)に1回受診させ、その後3年以内ごとに1回受診させること。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1,2です。
※貨物自動車運送事業輸送安全規則は以後、「安全規則」と略させていただきます。
1:正しい
安全規則第20条第1項5号により正しいです。
2:正しい
安全規則第20条第1項11号により正しいです。
3:誤り
国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を備え置くことは
「事業者の義務」となります。
運行管理者の業務は、アルコール検知器を「常時有効に保持すること」
であるため、本文は誤りです。
4:誤り
運行管理者の業務は、適性診断を運転手が「65歳」に達した日以後、1年以内
(65歳以上の者を新たに運転手として選任した場合は、選任の日から1年以内)
に1回受診させ、その後3年以内ごとに1回受診させることです。
本文の「60歳」に達した日以後ではないため、本文は誤りとなります。
よって正解は1,2です。
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02
①・②が解答となります。
1 .運転者が長距離運転又は夜間の運転に従事する場合であって、疲労等により安全な運転を継続することができないおそれがあるときは、あらかじめ、当該運転者と交替するための運転者を配置すること。
→文章の通りです。
2 .車両総重量が7トン以上又は最大積載量が4トン以上の普通自動車である事業用自動車について、法令に規定する運行記録計により記録することのできないものを運行の用に供さないこと。
→文章の通りです。
運行記録計とはタコグラフ・デジタル式タコグラフのことです。
3 .法令の規定により、運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びに国土交通大臣が告示で定めるアルコール検知器を備え置くこと。
→誤りです。
点呼を行うことは運行管理者(及び補助者)の役割ですが、
アルコール検知器を据え置くというのは事業者(=会社)の役割
となります。
4 .適齢診断(高齢運転者のための適性診断として国土交通大臣が認定したものをいう。)を運転者が60歳に達した日以後1年以内(60歳以上の者を新たに運転者として選任した場合は、選任の日から1年以内)に1回受診させ、その後3年以内ごとに1回受診させること。
→誤りです。
適齢診断は運転者が65歳に達した日から1年以内
その後は3年以内ごとに1回の受診となります。
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03
運行管理者の業務として正しいものを選びます。
正しい。
記述の通りとなります。
これがもし、運転者を選任しておくこととあれば事業者の業務となります。
正しい。
最大積載量4トン以上の事業用自動車にはタコグラフが必要となります。
誤りです。
アルコール検知器を備え置くのは事業者の業務となります。
運行管理者は常時有効に保持することです。
簡単に言うと、アルコール検知器を買うのは事業者。管理するのは運行管理者です。
誤りです。
高齢者適性診断は65歳以上からです。
備え置くとは買って置いておくということでお金がかかります。
お金のかかることは決裁権を持つ事業者の業務となります。
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