運行管理者(貨物)の過去問
令和元年度 第1回
実務上の知識及び能力 問49

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問題

令和元年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

交通事故及び緊急事態が発生した場合における事業用自動車の運行管理者又は運転者の措置に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「不適」の欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

運転者が中型トラックを運転して踏切にさしかかりその直前で一旦停止した。踏切を渡った先の道路は混んでいるが、前の車両が前進すれば通過できると判断し踏切に進入したところ、車両の後方部分を踏切内に残し停車した。その後、踏切の警報機が鳴り、遮断機が下り始めたが、前方車両が動き出したため遮断機と接触することなく通過することができた。
  • 不適

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この過去問の解説 (3件)

01

運転者が中型トラックを運転して踏切にさしかかりその直前で一旦停止した。踏切を渡った先の道路は混んでいるが、前の車両が前進すれば通過できると判断し踏切に進入したところ、車両の後方部分を踏切内に残し停車した。

→踏切前は一旦停止をし前車の状況を見ながら、踏切内に侵入しなければいけません。

車両の一部が踏切内に残ることは、列車との接触事故を起こす可能性があり重大な事故につながることがあります。

踏切前の一時停止をし、前車と道路状況を考慮した上で踏切内へ侵入するようにすることが安全な運転方法となります。

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02

正解:不適

選択肢2. 不適

踏切を通過しようとするときは、踏切の直前で一旦停止し、

踏切内で停止するようなおそれがある場合は、踏切内に進入してはいけません。

結果的に、遮断機と接触せずに通過できたとしても、

進路前方の車両状況等によっては、事故に繋がる可能性があるからです。

(以下参照)

車両等は、踏切を通過しようとする時は、

踏切の直前で停止し(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。(道路交通法 第33条 第1項)

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03

比較的頻出問題です。

実際に自動車を運転していますとよくあるシチュエーションです。

選択肢1. 適

誤りです。

運転者が中型トラックを運転して踏切にさしかかりその直前で一旦停止した。踏切を渡った先の道路は混んでいるが、前の車両が前進すれば通過できると判断し踏切に進入したところ、車両の後方部分を踏切内に残し停車した。その後、踏切の警報機が鳴り、遮断機が下り始めたが、前方車両が動き出したため遮断機と接触することなく通過することができた。

中型車両でも全長10メートル弱あります。

踏切を渡った先の道路上のスペースに自車が入るようになってから踏切をわたりましょう。

選択肢2. 不適

正解です。

中型トラックも全高3メートルはあります。

降りてくる遮断器に荷台をぶつけて破損させてしまうこともあるでしょう。

まとめ

過去問では実際に目にしたことはないのですが

踏切に限らず、流れの悪い交差点でも同じような配慮が必要だと思います。

先の車が動き、自車が入れるスペースが出来るまで交差点に進入してはいけません。

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