運行管理者(貨物)の過去問
令和元年度 第1回
実務上の知識及び能力 問56

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問題

令和元年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

運行管理者が運転者に対して実施する危険予知訓練に関する次の記述において、問題に示す【交通場面の状況等】を前提に、【運行管理者による指導事項】として表中のDに最もふさわしいものを選択肢1~5の中からそれぞれ1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
問題文の画像
  • 対向車の速度が遅い時などは、交差点をすばやく右折し、自転車横断帯の自転車との衝突の危険を避けること。
  • スピードを十分落として交差点に進入すること。
  • 対向車があるときは無理をせず、対向車の通過を待ち、左右の安全を確認してから右折をすること。
  • 交差点に接近したときは、特に前車との車間距離を十分にとり、信号や前車の動向に注意しながら走行すること。
  • 交差点内だけでなく、交差点の右折した先の状況にも十分注意を払い走行すること。

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この過去問の解説 (3件)

01

右折先の車は停車状態にありますが、急な発進をする可能性もあります。

また歩行者も見られますが、自車に気が付かず道に出たり子供や高齢者の場合は予測ができない横断等をする場合も考えられます。

スピードを出しすぎず、何が起きても対処ができる速度を心がけて運転することで事故を防ぐことができます。

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02

正解 「交差点内だけでなく、交差点の右折した先の状況にも十分注意を払い走行すること。

交差点右折後の運行管理者による指導事項を選択します。

図より、右折した先の進行経路に、駐停車中の車両および歩行者の影が見えます。

・駐停車両には、突然ドアが開く、急発進する。

・歩行者には、車前方からの飛び出し、見えない所からの歩行者、自転車等の存在。

また、追い越しの際の対向車にも注意が必要です。

前方車両と十分な車間距離を取り、進行方向の状況に早く気付くこと

そして、追い越しの際は、10㎞/h以下のすぐ停まれる徐行運転で、

対象物とできるだけ距離を取って通過するようにしましょう。

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03

Dでは右折後の横断歩道上における注意点について問われています。

選択肢1. 対向車の速度が遅い時などは、交差点をすばやく右折し、自転車横断帯の自転車との衝突の危険を避けること。

誤りです。

対向車が来る前にすばやく右折することに気を取られ

横断歩道上、あるいは自転車横断帯への安全確認が疎かになります。

対向車を先に行かせて、その間は横断歩道及び自転車横断帯の安全確認を行います。

選択肢2. スピードを十分落として交差点に進入すること。

誤りです。

対向車の通過を待つのがここでは正しい判断です。

選択肢3. 対向車があるときは無理をせず、対向車の通過を待ち、左右の安全を確認してから右折をすること。

誤りです。

運転者の対応としては全く間違っておりません。

ただし、ここで問われているのは駐車車両の陰にいる歩行者についてです。

つまりここでは選択肢として当てはまっていません。

選択肢4. 交差点に接近したときは、特に前車との車間距離を十分にとり、信号や前車の動向に注意しながら走行すること。

誤りです。

ここでのイラストには前車の存在は見受けられません。

よって、この選択肢は当てはまりません。

選択肢5. 交差点内だけでなく、交差点の右折した先の状況にも十分注意を払い走行すること。

正しい。

自身の経験から交差点は曲がった後の方が事故リスクが高いように思います。

横断歩道や歩行者や自転車、そして駐車車両など。

右左折を開始する前からそれらの状況にも気を配らなければなりません。

まとめ

イラストから危険要因の予知、そして指導事項を選択する問題。

運行管理者試験において難問の部類に入ると思います。

また、この問題は最終問題となることがほとんどですので、

考えすぎて時間オーバーにならないようにしたいものです

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