運行管理者(貨物)の過去問
令和3年度 CBT
実務上の知識及び能力 問25

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問題

令和3年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する次の記述のうち、【適切なものを一つ】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。
  • 他の自動車に追従して走行するときは、常に「秒」の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。
  • 実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせる等、実事例に基づいた危険予知訓練を実施している。
  • 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。

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この過去問の解説 (3件)

01

【適切なものすべて】を選ぶ問題です。

すべてが適切である選択ということはありません。

絶対に間違えた選択肢が混ざってると思って取り組んだほうがいいと思います。

選択肢1. 運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。

誤りです。

運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者 に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。

事故を起こした場合は、まず負傷者の確認及び救護を行い、警察へ連絡します。

選択肢2. 他の自動車に追従して走行するときは、常に「秒」の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。

誤りです。

追従して走行する時に意識すべきは「秒」ではなく「距離」です。

前走の自動車が通過した地点から自車の通過する時間を計測したら距離が計算できますので

あながち間違えでもないのですが、ここでの答えは「距離」です。

選択肢3. 実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせる等、実事例に基づいた危険予知訓練を実施している。

適切です。

実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせる等、実事例に基づいた危険予知訓練を実施しています。

選択肢4. 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。

誤りです。

体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間 4時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。

500ミリリットルのビールが分解されるのに必要な時間は概ね4時間です。

覚えておいてください。

まとめ

「秒」の項目でも触れましたが、どうとでも取れる選択肢となっています。

ですから、問題と選択肢の文言を一字一句正しく暗記することが近道ではないのでしょうか。

参考になった数30

02

一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督は、

毎日の仕事です。

選択肢1. 運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。

不適切

事故を起こしたときは、まず負傷者の有無を確認します。

負傷者がいる場合、負傷者救護が最優先です。

必要であれば119番へ連絡し、

二次被害防止のために処置を講じ、

警察へ連絡します。

選択肢2. 他の自動車に追従して走行するときは、常に「秒」の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。

不適切

常に「」の意識をもって

正しくは「距離」です。

選択肢3. 実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせる等、実事例に基づいた危険予知訓練を実施している。

適切

常に周囲に注意を向け、物事を考え行動できるように危険予知訓練を実施しています。

選択肢4. 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。

不適切

500ミリリットル(アルコール5%)のビールが体内で分解処理されるためには、

概ね4時間かかります。

まとめ

どちらともとれる語句がよく使われます。

文章を早く正確に読み込むことが必要です。

参考になった数4

03

一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する問題でした。

選択肢1. 運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。

この選択肢は誤りです。

負傷者がいる時は、最初は負傷者の救護です。

ほっておいてはいけません。

選択肢2. 他の自動車に追従して走行するときは、常に「秒」の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。

この選択肢は誤りです。

常に「距離」の意識を持つ必要があり、「秒」ではありません。

選択肢3. 実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせる等、実事例に基づいた危険予知訓練を実施している。

この選択肢は正解です。

ヒヤリハット事例を活用することなどは、危険予知訓練としてとても有効です。

選択肢4. 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。

この選択肢は、誤りです。

500ミリリットル(アルコール5%)のビールが体内で分解処理されるためには、大体4時間かかります。

そして、体調によってはもっとかかる場合があります。

まとめ

よく出る問題なので、再度確認しておきましょう。

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