運行管理者(貨物)の過去問 令和3年度 CBT 実務上の知識及び能力 問27
この過去問の解説 (2件)
【適切なものすべて】を選ぶ問題です。
落ち着いて文章を読めば難しくありません。
適切です。
ドライブレコーダーは、事故時の映像だけでなく、運転者のブレーキ操作やハンドル操作などの運転状況を記録し、解析することにより運転のクセ等を読み取ることができるものがあり、運行管理者が行う運転者の安全運転の指導に活用されています。
適切です。
前方の自動車を大型車と乗用車から同じ距離で見た場合、それぞれの視界や見え方が異なり、大型車の場合には運転席が高いため、車間距離をつめてもあまり危険に感じない傾向となるので、この点に注意して常に適正な車間距離をとるよう運転者を指導する必要があります。
トラックは運転席が高いだけではなく、ボンネットがなく運転席から真下が見えやすい構造となるために
前走車との車間距離を詰めがちとなります。
誤りです。
②二輪車は速度が実際より速く感じたり、距離が近くに見えたりする特性がある。
二輪車は自動車に比べ車体が小さいので速度が実際よりも遅く感じたり、
距離が遠くに見えたりする特性があります。
バイクが走ってきているにも関わらず、
交差点で右折を開始したりUターンする人がいるのはこのためです。
誤りです。
内輪差の定義を覚えておいてください。
カーブする半径の中心に対して後輪が前輪の内側を通ることを内輪差と言います
左折するとき、前輪は路肩を避けて曲がれたのに
後輪で路肩を踏んでしまうのも内輪差のせいです。
二輪車の見え方の特性は頻出問題です。
実際に体験することが多々ありますので基礎知識として覚えておいてください。
交通事故防止対策に関する問題です。
適切
ドライブレコーダーは、事故時の映像だけでなく、
運転者のブレーキ操作やハンドル操作などの運転状況を記録し、
解析することにより運転のクセ等を読み取ることができるものがあり、
運行管理者が行う運転者の安全運転の指導に活用されています。
適切
大型車の場合には運転席が高いため、
車間距離をつめてもあまり危険に感じない傾向にあります。
よって、この点に注意して常に適正な車間距離をとるよう運転者を指導する必要があります。
不適切
誤り「二輪車は速度が実際より速く感じたり、距離が近くに見えたり・・・。」
正しくは「二輪車は速度が実際より遅く感じたり、距離が遠くに見えたり・・・。」
です。
不適切
誤り「大型車などホイールベースが長いほど内輪差が小さくなることから、・・・。」
正しくは「大型車などホイールベースが長いほど内輪差が大きくなることから、・・・。」
です。
文章は長いですが、じっくり読めば難しくはありません。
字句の言い回しに注意が必要です。
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