正解は5.【年齢調整死亡率(全死因)】です。
年齢調整死亡率とは、人口構成の異なる集団間での死亡率を比較するために、年齢階級別死亡率を一定の人口(昭和60年モデル人口)にあてはめて算出した指標です。
2005年で男性5.9、女性3.0でしたが、年々減少傾向を示しており、2013年現在で男性5.1、女性2.7を示しています。
以下、各指標の説明とその推移状況です。
1.合計特殊出生率
「15~49歳までの女子の年齢別出生率を合計したもの」を指します。
一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子どもの数に相当します。
1980年代後半から徐々に低下していましたが、2005年を境に上昇傾向にあり、2014年現在で1.42です。
2.粗死亡率(全死因)
「人口1,000人について、1年間に何人死亡したのか」を指します。
人口の高齢化により、日本では年々上昇傾向を示しています。
1979年は6.0でしたが、2014年には10.1となっています。
3.悪性新生物による年間死亡数
「新生物」は腫瘍を意味しており、「悪性新生物」とはいわゆる癌を指します。
2007年の年間死亡数は33.6万人でしたが、2012年で36万人、2014年には37万人と年々増加しています。
4.従属人口指数
「年少人口指数と老年人口指数を足し、生産年齢人口で割り、100をかけたもの」を指します。
生産年齢人口の扶養負担の程度を大まかに表すための指標として使われています。
日本の指数はここ数年、老年人口の増加により上昇しています
2005年時点で51.3(働き手3.3人で高齢者1人を扶養)でしたが、2010年現在で36.1(働き手2.8人で高齢者1人を扶養)となっており、今後も上昇することが推計されています。