管理栄養士の過去問
第28回
食べ物と健康 問51

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

果実類に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • いちごの赤色は、カロテノイド色素である。
  • りんごは、漿果類に分類される。
  • ももには、石細胞が含まれる。
  • かきには、でんぷんが多く含まれる。
  • うめ未熟果実の核には、アミグダリンが含まれる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

1 いちごの色素はアントシアニン系の色素で、カリステフィンというものです。β-カロテンは、人参、さつまいもなどに含まれています。

2 リンゴは仁果類です。

<果物の分類>
仁果類⇒主に花托(花をつける枝の先端部分)や子房(雌しべの下の膨らんだ部分)が発達して果実となったものです。子房は果実になると、内果皮、中果皮、外果皮に分類されます。りんごやなしなどが挙げられます。

準仁果類⇒仁果類と同様に子房が発達しており種子の形態も似ていますが、内果皮、中果皮、外果皮の発達形態が違います。

核果類⇒内果皮が固く、その中に種子が含まれている果物。主にもも、梅、さくらんぼなどです。

漿果類⇒外果皮は薄く、内果皮や中果皮は果汁を多く含んだ果実のこと。ぶどうやイチゴなど。

堅果類⇒堅く乾燥した果皮をもつもの。くるみやどんぐりなど

3 石細胞は日本ナシ特有の細胞構造であり、このこうぞうがゆえシャキシャキとした独特の食感が生み出されます。

4 カキの主成分は糖質ですが、でんぷんではなくショ糖やブドウ糖が多く含まれます。

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02

正解は 5 です。

食べ物と健康/食品の分類と食品の成分からの出題です。

1.いちごの赤色はアントシアニン色素です。

2.りんごは花托部分が発達した偽果を食べる仁果類です。

3.石細胞はざらざらとした食感を生み出すもので、これを含むのは日本なしです。

4.柿に含まれる糖質は主に、ショ糖・ブドウ糖・果糖です。

5.正しい記載です。アミグダリンは体内で加水分解されると青酸を生成するもので、うめ以外にもあんずなどのバラ科の未熟果実に含まれることが知られています。

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03

正解は 5 です。

1、いちごの赤色は、アントシアニン色素によるものです。

2、りんごは、仁果類に分類されます。仁果類とは花床の先端が肥大して果物になった果実で、りんご、なし、ビワなどが属します。

3、石細胞は、ももではなく梨に含まれる成分です。石細胞とは、細胞膜が固く石のようになったもので、梨特有のザラザラとした食感を生みだします。

4、かきの主成分は糖質ですが、多糖類のでんぷんではなく、単糖類のぶどう糖や果糖、二糖類のショ糖が多く含まれます。

5、文章通りです。うめ未熟果実の種子の核には、アミグダリンという青酸配糖体が含まれます。アミグダリンは体内で分解されると有害な生産を生成するため、健康障害を引き起こす原因となります。

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