管理栄養士の過去問
第28回
食べ物と健康 問52
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第28回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
牛乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 乳清たんぱく質の約半分は、ラクトフェリンである。
- LL牛乳は、低温殺菌法で製造される。
- 酸の添加によって、カゼインが凝固する。
- 含有する炭水化物は、マルトースである。
- 人乳よりも、カゼイン含量が少ない。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は 「酸の添加によって、カゼインが凝固する。」 です。
食べ物と健康/食品の分類と食品の成分からの出題です。
乳清たんぱく質の約半分を占めているのは、β-ラクトグロブリンです。ラクトフェリンは微量程度しか含まれていません。
LL牛乳は超高温短時間滅菌法によって製造することによって、常温保存を可能にした牛乳です。
正しい記載です。牛乳に酸を添加してカゼインが凝固する性質を使ってヨーグルトやチーズが作られています。
牛乳に含まれる炭水化物は、ほとんどが乳糖(ラクトース)です。
牛乳のたんぱく質の主成分はカゼインで、人乳と比較すると、カゼインが多いという特徴があります。
参考になった数44
この解説の修正を提案する
02
正解は 「酸の添加によって、カゼインが凝固する。」 です。
牛乳に含まれる成分と、特性についての問題です。牛乳に含まれる全たんぱく質の80%はカゼインです。生乳に酸を添加すると、カゼインが沈殿凝固し、カード(凝乳)を生成します。この際に生じる上澄み液をホエー(乳清)といいます。
乳清たんぱく質の約半分はβ-ラクトグロブリンで、ラクトフェリンの含量は微量です。
LL牛乳(ロングライフミルク)は、超高温短時間滅菌法で製造されます。現在、牛乳の殺菌方法として最もよく用いられており、常温で2か月ほどの保存が可能です。
文章どおりです。
含有する炭水化物のほとんどは、ラクトース(乳糖)です。
カゼイン含量は、人乳よりも牛乳の方が多いです。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
03
正解は 「酸の添加によって、カゼインが凝固する。」 です。
乳清タンパクの約半分は、βーラクトグロブリンです。
LL牛乳は、超高温短時間滅菌法で製造された牛乳です。具体的には135度~150度で数秒間滅菌を施します。
正しいです。
含有する炭水化物のほとんどはラクトースです。
牛乳の方がカゼインを多く含みます。一方人乳はラクトアルブミンや免疫グロブリンなどを多く含みます。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問51)へ
第28回問題一覧
次の問題(問53)へ