管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問104
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
ストレスの汎(全身)適応症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 警告反応期の反ショック相では、体温が低下する。
- 警告反応期のショック相では、血圧が低下する。
- 抵抗期では、新たなストレスが加わると抵抗力は強くなる。
- 疲はい期では、ストレスに対して生体が適応力を獲得している。
- 警告反応期のショック相では、血糖値が上昇する。
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この過去問の解説 (3件)
01
警告反応期とはストレス刺激を受けたときの初めの反応のことを言います。このうちショック相とは体温や血圧、血糖値が低下したり神経系の活動が低下する一時的なショック状態のことを言います。反ショック相とは、ショック状態を解消するために体温や血圧、血糖値等が上昇することを言います。
抵抗期とはストレス刺激が静態に適応した時期のことをいい、ストレス抵抗性が高くなり、新たなストレスが加わることで低下します。
疲はい期とはストレスが長い期間続くことで抵抗性がなくなり、生体諸機能が低下し身体に異変を起こすため、適応力は獲得できていないと言えます。
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02
ストレスの汎適応症候群における反応は、下記の3段階の過程に分けられます。
初期【警告反応期】
・生体に刺激が与えられた直後をショック相といいます。
・刺激に対する積極的な防御反応(交感神経の亢進等)を呈する時期を反ショック相といいます。交感神経が亢進するので、体温、血圧、心拍数等が上昇します。
中期【抵抗期】
・刺激に対してさらに抵抗性が増大します。
後期【疲はい期または消耗期】
・刺激が抵抗の限界を超えてしまい、抵抗性が失われた状態です。
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03
ストレスの汎(全身)適応症候群とは、ストレッサ―に対する生体の非特異的な反応のことです。
この反応は、警告反応期→抵抗期→疲憊(ひはい)期の3つの時期からなります。
1 . 警告反応期の反ショック相では、体温・血圧・血糖値の低下や神経系の活動が低下し、一時的なショック状態となります。
そのショック状態を解消するために副腎からアドレナリン・グルココルチコイドのホルモンが分泌され、体温・血圧・血糖値などが上昇します。
2 .〇
3 .抵抗期では、ストレスに対する抵抗性は高まります。また、「新たなストレスが加わる」に対しては弱まります。
4 . ストレスが長く続くとストレスに対する抵抗性は低下していきます。
5 . 1の解説を参照
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