管理栄養士の過去問
第28回
臨床栄養学 問133
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問133 (訂正依頼・報告はこちら)
非代償期肝硬変でみられる症候・合併症と栄養管理に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 浮腫 --------- 脂肪制限
- 低血糖 ------- 難消化性オリゴ糖の投与
- 黄疸 --------- 鉄制限
- 肝性脳症 ----- たんぱく質制限
- 食道静脈瘤 --- 分枝アミノ酸の制限
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . 浮腫 --------- 塩分制限
肝硬変では、アルブミンの合成が低下しているため浮腫をおこまします。体液量を減らすためナトリウムになる浸透圧の調整が必要となるため、塩分の制限が必要となります。
2 . 低血糖 ------- 消化の良い糖質の投与
肝硬変では、肝臓にグリコーゲンを貯蔵する能力が低下します。そのため、空腹時に肝臓からグルコースを放出できないので、低血糖が出現します。特に就寝前の糖質摂取が有効です。
3 . 黄疸 --------- 脂肪制限
肝硬変で黄疸がある時は、胆汁の排泄障害があります。そのため、脂肪の消化が障害されます。
4 . 〇
5 . 食道静脈瘤 --- 硬いものの摂取を避ける
肝硬変では、門脈圧が上昇しています。食道静脈瘤の破裂を予防するために、硬いものの摂取を避けます。
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02
肝性脳症ではたんぱく質を制限し、BCAA製剤とラクツロースを投与します。
1.浮腫は細胞外液の増加した状態を言います。そのため、水分や塩分の制限をする必要があります。
2.肝硬変では6〜7時間で肝グリコーゲンの枯渇が起こります。そのため就寝前にLES食を勧めます。(糖質を中心とした200kcal程度の軽食)
3.黄疸はビリルビンが上昇することで見られる症状です。鉄制限はC型肝炎で行います。
5.食道静脈瘤では分岐アミノ酸の制限はなく、分岐アミノ酸製剤を投与します。
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03
1:浮腫に対して、塩分制限をします。
2:低血糖に対して、1日に4~6回に分けて頻回のエネルギー摂取をします。
3:黄疸に対する栄養管理は特にありません。
5:食道静脈瘤に対して、禁酒、刺激物を避けることが必要です。
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