管理栄養士の過去問
第27回
公衆栄養学 問165
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問165 (訂正依頼・報告はこちら)
A市において「肥満者が増加している」という公衆栄養プログラムの改善課題が抽出された。プリシード・プロシードモデルに基づいた、この課題の準備(前提)要因である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 健康的な生活習慣について学ぶ機会がない。
- 身近に運動できる場所がない。
- 自分の適正体重を知らない。
- 身近にヘルシーメニューを提供する店がない。
- 食生活改善に取り組む仲間がいない。
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この過去問の解説 (3件)
01
プリシード・プロシードモデルとは、
ヘルスプロモーション活動展開のためのモデルの一つです。
このモデルは大きく分けて、診断と計画に関わる「プリシード」
(教育・環境の診断と評価のための前提、強化、実現要因)の部分と、
実施と評価に関わる「プロシード」(教育・環境の開発における政策的・法規的・組織的要因)
の2つの部分から成り立っています。
プリシードの段階で行動や環境に影響を及ぼす要因として、
以下の3つが挙げられています。
①準備(前提)要因:
行動変容の動機づけに必要な要因(知識や価値観など)
②強化要因:
行動を実行後、継続するための要因(周囲のサポートなど)
③環境・実現要因:
行動の実現に必要な要因(資源や技術など)
以下、詳細の説明です。
1.×
環境・実現要因です。
2.×
環境・実現要因です。
3.〇
知識は行動変容の動機づけに必要な準備(前提)要因です。
4.×
環境・実現要因です。
5.×
強化要因です。
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02
1:健康的な生活習慣について学ぶ機会がないのは、環境・実現要因です。
環境・実現要因とは、行動の実現を助ける施設や技術のことです。
2:身近に運動できる場所がないのは、環境・実現要因です。
3:自分の適正体重を知らないのは、準備(前提)要因です。
準備(前提)要因とは、行動を起こす前の知識・態度・信念のことです。
4:身近にヘルシーメニューを提供する店がないのは、環境・実現要因です。
5:食生活改善に取り組む仲間がいないのは、強化要因です。
強化要因とは、行動の継続に必要な支援・満足感・達成感のことです。
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03
自分の適正体重を知らないことは課題の準備要因になります。
1.健康的な生活習慣について学ぶ機会がないというのは環境・実現要因になります。
2.身近に運動できる場所がないというのは環境・実現要因になります。
4.身近にヘルシーメニューを提供する店がないというのは環境・実現要因になります。
5.食生活改善に取り組む仲間がいないというのは強化要因になります。
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