管理栄養士の過去問
第27回
公衆栄養学 問166

正解は　３　です。

運営・政策アセスメントとは、健康教育に必要な人材や費用・場所等の運営面、及び他の機関や関連法規等との連携・調整に関する政策面について、アセスメント（客観的に評価）することを指します。

１：関連法規との整合性を検討するのは、政策アセスメントです。

２：予算の過不足について検討するのは、運営アセスメントです。

３：住民の健康状態をアセスメントするのは、運営・政策アセスメントよりも先に行う、疫学アセスメントです。

４：地域の社会資源をアセスメントするのは、運営アセスメントです。

５：既存の医療・福祉計画との調整をするのは、政策アセスメントです。

正解は3.【住民の健康状態をアセスメントする。】です。

運営・政策アセスメントは、プリシードの第4段階に位置づけられます。
健康教育に必要な人材や費用・場所等の運営面、
及び他機関や関連法規等との連携・調整に関する政策面について、
アセスメントすることを指します。

以下、詳細の説明です。

1.×（正しい記述）
政策面のアセスメントです。

2.×（正しい記述）
運営面のアセスメントです。

3.〇（誤っている記述）
住民のQOLに影響を及ぼす健康問題について評価する疫学アセスメントに当てはまります。
プリシードの第2段階に位置づけられます。

4.×（正しい記述）
運営面のアセスメントです。

5.×（正しい記述）
政策面のアセスメントです。

正解：３

住民の健康状態をアセスメントすることは第二段階の疫学アセスメントになります。

１．関連法規との整合性の検討をすることは政策アセスメントです。

２．予算の過不足について検討をすることは運営アセスメントです。

４．地域の社会資源は運営アセスメントになります。

５．既存の医療・福祉計画路の調整をすることは政策アセスメントになります。